2月3日(月)
昨日に続き暖かく、白い霧に覆われた朝。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は4年生。
鬼は外、福は内
ちょうど節分ということで、今日は鬼の登場する絵本を。
選んだ本は、
5ひきの小オニがきめたこと
イギリスのサラ・ダイアー作、毛利 衛 訳。
「もうり まもる さんって知ってる?」と尋ねても、「・・・、知らない・・・」と。
宇宙飛行士の毛利 衛 さんのことは、もう小学生には知られてないのかな?
「なんてすばらしいけしきなんだ」
地球上の景色をいつも眺めていた5匹の小オニ。
あるとき、眺めているだけではおさまらず、みんながそれぞれに自分の好きなものをとることにした。
お月さま、太陽、空、大地、そして海。
それぞれ自分の好きなものを大事に仕舞ったけれど、そのうち大切なことに気がついて、元に戻すことに。
せっかくなので、毛利さんのあとがき、「自然はすべてつながっている」を読んだのだが、ちょっとこれが難しかったかな?
そのあとがきの結びの文に、
この本に登場する小オニたちは全能です。地球そのものである、大地、海、空を手に入れるばかりでなく、宇宙にある月や太陽も手に入れるほどです。ひょっとしたら人間も、この小オニになろうとしてきたのでしょうか。広大な宇宙に太陽系ができた46億年の時間と空間のつながり。さらに、地球と呼ばれる大地に海と空ができ、生命がはぐくまれた40億年の時間と空間のつながり。その中に、私たちが存在します。その小さな生命の側から逆に、太陽、海、空、月、太陽を見るから、うっとりするのでしょう。私たちはその大事さにすぐに気づく、賢い小オニとなれるでしょうか。
すべてがつながっている。
でも、賢い小オニのように、大事なことに気づかず、元に戻すことができなかったら・・・。
鬼は外、福は内
鬼を追い出すだけでなく、今日はオニをご縁に何に気づかせていただこう。