1月16日(木)
朝席で御正忌報恩講も御満座。
しかるに終焉にあふ門弟、勧化をうけし老若、おのおの在世のいにしへをおもひ、滅後のいまを悲しみて、恋慕涕涙せずといふことなし。(『御伝鈔』より)
お浄土へ往生されたことをよろこぶこころより、いろんなことを思い出しては涙する。
今も昔も私たちの本当の姿。
朝席でお取り次ぎをさせていただいていると、朝日が差し込んで、御同行の方々の後ろから照らす。
みなさん、後光が射したように輝いて。
今朝は闇を照らす光の話をさせていただいたが、いくら明るくても、昨日大竹沖では自衛隊の船と釣り船が衝突する事故が起きて、尊い命が失われている。
昨日の朝、穏やかな海を眺めているだけに何とも・・・。
清浄光明ならびなし
遇斯光のゆゑなれば
一切の業繋ものぞこりぬ
畢竟依を帰命せよ
「光に遇う」
阿弥陀さまの光に照らされ、今を生きる私の姿を大切に。
ようこそのお参りでした。