11月19日(火)
昨日に引き続いて仏教壮年会法座。
朝席が終わると、呉市中通の専徳寺の報恩講へ。
今年も導師としておつとめさせていただき、
ご門徒さんがご用意してくださったお斎をお持ち帰り。
法座の昼席では、カルネアデスの舟板という話を聞かせていただいた。
私たちの生きている世界の正義(せいぎ)とは?
対立は、どちらもが「正義」だと主張するところから始まる。
いつの時代においても、どこから見ても正しいことって、何て難しいことなんだろう。
先月亡くなられたやなせたかしさんは、本当の「正義」とは悪いやつをやっつけることではなく、お腹のすいた子どもにパンをわけ与えることだと言われていたけれど・・・。
夜席では、このたびのご讃題『讃仏偈』のお話から、「恩」の話を。
「恩」とは、パーリ語の“カタンニュー”。
カタンニューとは、“なされたことを知る”という意味だそう。
一つ一つのことを考えてみると、どれもこれも、どれだけのご縁が整って今目の前にあるのかと・・・。
そんなことを知るから、感謝の気持ちを。
明日の朝席で御満座。
暖かくしてお参りを。
ようこそのお参りでした。