専徳寺総代会 新年会

1月26日(土)

今夜は、専徳寺総代会の新年会が寺の庫裏にて。

お内仏でおつとめをし、その後、住職が少し話を。

そして、食事をしながら、杯を交わす。
今日は特別寒いので、ビールよりは熱燗。

いろいろなお話を聞かせていただく。

 

御正忌でも話をしたが、報恩講も一段落して、これから寺報を作ろうと思い、ただいま準備を進めている。
このブログを通して、日々のいろんなことは公開しているが、見てくださる方にしか伝わらない。
これまで春の永代経法要と秋の報恩講法要の前に、世話係の方にご足労いただいてご案内を配っていただいているが、これからはそのご案内の代わりに、寺報を配っていただくことで、法座の案内だけでなく、宗門、呉東組、専徳寺のいろんなことを伝えていこうと。

「お寺ってなんだろう」と考えたとき、お寺は広報。伝えていくのが寺院の役割。
地域のこと、仏さまのこと、いろんなことを伝えていく場。

そんなことで、春と秋の年に2回作れたら良いかなと。

 

今日は呉市制110周年記念の一環として、広警察署管内交通安全大会が開かれ、俳優の舘ひろしさんが一日市長として来られたそう。

総代の方はいろんな関係で出席されたそうで、裏話も聞かせていただく。

 

その110周年記念といえば、ただいまピンバッジを発売中

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せっかくなので、先日広市民センターで6色セットを購入。

すると、それぞれの色にカラーコンセプトが。

カラーコンセプトはともかく、その色に象徴される呉の魅力・お宝には・・・。
こうしたことを通して伝えることも出来のだを実感。

 

総代の皆さまには、これからもよろしくお願いします。

2013年1月26日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟 新年会

1月24日(木)

午前10時から川尻の光明寺にて、呉東組仏教婦人会連盟の新年会。

組内20団体より3名ずつが参加。
専徳寺仏教婦人会からも3名。

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開会式に続いて、映画『幸せの太鼓を響かせて~INCLUSION~』を鑑賞。

呉東組仏教婦人会連盟は、婦人会役員が中心となって活動。
この映画も、観られた役員の方からの薦めにより、上映となったそう。

知的障がいというハンディーを超えてひたむきに太鼓を打つ音が、遠く離れて暮らす家族のもとに届いた。そんな姿にこれからの社会のあるべき姿、未来の可能性を見つめていただけたらと思います。(仏教婦人会連盟新年会のご案内より)

『瑞宝太鼓』のドキュメンタリー映画。

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希望し 努力し 感謝して生きよと 鼓は響く

希望(願い)、感謝、そして、こころに響く太鼓の音。

久しぶりにこころに響く映画を観させていただいた。

 

昼食後、光明寺婦人会を中心に、お楽しみ会。

『アニメ親鸞さま』の主題歌「きっとまた会えるね」(辛島美登里作詞・作曲)の歌に合わせ、フラダンスの披露も。

 

大変有意義な新年会のご縁をいただいた。

2013年1月24日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 1月例会

1月21日(月)

年が改まって初めての聞名講。

今日は小雨のぱらつくなか、午後1時30分より小坪説教所にて。

 

正信偈のおつとめに続いて、御消息の拝読。

聞名講百周年の折にいただいた、ご門主さまからの御消息を読ませていただく。

ひきつづいて、浄光寺住職の法話。

そして、御示談へと。

 

今日はお二方が事前に紙に質問を書いて出してくださった。

まずは、

「往相回向」と「還相回向」と二種の回向をご教示お願ひします。

という質問。

法中のなかから、どのようなことを聞きたいのかと尋ねられたが、恐らく全般にわたってかなと。

つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり。一つには往相、二つには還相なり。往相の回向について真実の教行信証あり。

親鸞聖人が『教行信証』の教の巻の冒頭に示されている大切なみ教え。
それについて、いろいろと法中の方々からご教示をいただいた。

 

もう、お一方の質問は、時間の関係で次回の宿題とさせていただいた。

浄土真宗では、おなぐさめの言葉に、「往生されましたそうで・・・」のお声をかけますが、後に続く言葉が見つかりません。
ふさわしい言葉がありましたら、お教え頂きたいと思います。

ちょうど、次の例会が3月11日。
追悼法要も兼ね、この一年間に亡くなった講員の御遺族の方も来られるご縁。

そんなこともあるので、この質問を皆さんに聞いていただき、それぞれに声をかけたり、声をかけられたりしている経験から、どんな言葉がこころに響いたか、それを聞かせていただきたいと宿題に。

 

次回、3月11日はちょうど東日本大震災から丸2年。三回忌を迎えるご縁。

お念仏に出遇わせていただいたものとして、大切な意味をもつ質問かと。

 

例会終了後、3月に行われる総会に向けて、役員のみなさんと組長(そちょう)・担当部長の私が出席。

なかなか厳しい状況のなかで、これからいかに相続していくかが問題に。

ご尽力いただいている役員の方々のお力に感謝。

2013年1月21日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組総代会 新年互礼会

1月19日(土)

今夜は広ステーションホテルにて、呉東組総代会。

(そ)の総代会として活動をはじめて数年が経ち、今では総代会自体が動いて、そこに住職が加えられる。

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このご時世、組でこのように活発に活動していくことを通して、地域や次世代に伝えていくことが出来てくる。

そして、会食をしながら、いろいろなお話を聞かせていただく。
切っても切れない「ご縁」の世界。

今年もいろいろと組内行事等でお世話になります。

2013年1月19日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組役員会

1月18日(金)

寒い寒い朝。

今日は久しぶりに法務のない一日。

子どもたちもそれぞれ小学校・幼稚園に行ったので、ひろしま美術館で開催中の『「ルドゥーテのバラ」展』に。

フランス革命前夜マリー・アントワネットに仕え、革命後はナポレオン后ジョセフィーヌの宮廷画家となったルドゥーテ。そのボタニカルアートの最高峰と言われる『バラ図鑑』を鑑賞。

 

好きな花の絵を描き続けたルドゥーテ。
その気の遠くなるような作品数と、細かい描写に圧倒。
また、その銅版画を作った名もなき職人さんの存在にも。
浮世絵もそうだが、作者もさることながら、それに関わる職人さんの存在は大きいと実感。

 

そして、4時から川尻真光寺にて、組長(そちょう)、副組長、事務局員が集まって、今年初めての役員会。

今年は2年に一度の団体参拝の年。
今年の組内行事と、団体参拝についての確認。

今年もいろいろとありそうだが、一つ一つ大切に。

明日は呉東組総代会の新年互礼会。
組内行事がしばらく続く。

2013年1月18日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫消防訓練

1月17日(木)

午後2時より石泉文庫にて消防訓練。

1月26日が59回文化財防火デー。
呉市内6ヶ所のうち、石泉文庫がトップを。

1月17日(木)  石泉文庫及び塾・僧叡の墓 (県史跡)
1月19日(土)  桂濱神社 (国重文)
1月20日(日)  多賀雄神社 (呉市有形文化財)
1月25日(金)  旧呉鎮守府司令長官官舎 (国重文)
1月26日(土)  向日原神社 (呉市有形文化財)
1月27日(日)  豊町御手洗地区 (国重要伝統的建造物群保存地区)

昨年、雨で中止となり、2年ぶりの開催。

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いつもは地域の方を中心に開催されていたが、このたびは広南小学校3年生も参加。

スモークが焚かれ、石泉文庫から出火。

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消防署へは火災報知器から自動的に連絡が入る。

連絡を受けた消防士が到着するまで、地域の方による初期消火。

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消防車が到着するも、細い道のため、専徳寺や住蓮寺辺りの消火栓から石泉文庫までホースを延長して消火活動。

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無事、消火活動終了し、場所を専徳寺境内へ移して、消火器の使い方などの講習。

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小学生は、ちょうど今、社会科で習っている呉市山林火災(大張矢山林火災)当時の話を聞かせていただく。

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そして、消火器の使い方について。

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消火器は、何と15秒しか使えない。
慌ててしまうと、たいへん。
やっぱり、日頃からの心がけが大切。

その前に、まずは「火事だ!」「○○さん!通報お願いします!」と、まわりの人に伝えることが大切ということを学ぶ。

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最後に、今年は天ぷら火災の怖さの実演見学。

小学生も一緒に参加しての消防訓練。
この文化財防火デーは、単に訓練だけでなく、広報も大切な一つ。
広くみんなに知っていただくこと。

そういった意味では、有意義な消防訓練に。

また、みんな他の興味も出てきた模様。
石泉文庫の中を見てみたい。宇都宮黙霖さんのことを知りたいと。

地域のことに興味を持ち、そして大切にするこころを。

 

今日は子どもたちを通して、いろんなことを学んだ。

2013年1月17日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 3日目

1月16日(水)

晴れてはいるが、冷たい朝。

今日の朝席で、当山専徳寺の御正忌報恩講も御満座。

親鸞聖人のご命日。
何とか声も持ちこたえ、終えることが出来た。
これで、秋のお彼岸明けから1年の3分の1を費やして続いてきた報恩講が、おかげさまで一段落。

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ホッと一息つきたいところだが、そんなときに襲ったのが阪神淡路大震災(1995)。

御正忌明けの1月17日の朝を思い出す。

 

明日は石泉文庫の防災訓練。

1月26日が第59回文化財防火デー

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それに先だって、呉市では一番最初に開かれる防火訓練。

今回、初めて広南小学校の3年生が参加。

ちょうど社会科で、昭和46年(1971)4月27日に発生した呉市山林火災(大張矢山林火災)のことを勉強中。

長浜の方を含む18名の消防士が亡くなられた、戦後史上もっとも痛ましい山林火災。

 

そのことを学んでいる児童たちが、明日の訓練に参加される消防士の方々の姿をどのように感じるのだろう。

ご用心、ご用心。何ごともご用心。

2013年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 2日目

1月15日(火)

今日はおたんや。

「おたんや」とは、「大逮夜(おおたいや)」が訛ったことば。

「逮夜」とは、もともと亡くなった日(命日)の前夜を指すようだが、親鸞聖人の月命日(毎月16日)の前夜を「逮夜」、祥月命日(1月16日)の前夜を「大逮夜」と呼ぶようになったところから、「おたんや」と呼ばれるように。

 

夜席には、大晦日に使った蓮のキャンドルを親鸞聖人像の前にお供え。

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このたびのご縁で拝読している『御俗姓』に説かれている

かの御恩徳のふかきことは、迷盧八万の頂、蒼溟三千の底にこえすぎたり

「迷廬八万(めいろはちまんの頂」とは、とても高い山の山頂。「蒼溟三千(そうこうさんぜん)の底とは、とても深い海底。

それだけのご恩に報いていく「報恩」、その意味をうかがっていく。

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夜席は中休みをいただいてぜんざいを。

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そして、『御伝鈔』を拝読。

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すべてを拝読することは出来ないので、上下巻より2段ずつ。

このたびは先日の住蓮寺でのご縁、『弁円のなみだ』にあやかり、読ませていただいた。

 

その後、後席をつとめる。

今日は朝から法座・葬式・法座・還骨・通夜・法座と声を出しっぱなし。
終わる頃には喉がパンパンに。

明日の朝席で御満座。

お寒いなか、ようこそのお参りでした。

2013年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 1日目

1月14日(月)

今夜から当山専徳寺の御正忌報恩講。

成人の日で世のなかは祝日。
長浜から広へ向けての峠から見えるのは雪化粧した灰ヶ峰。

朝から法事、葬式、御正忌の準備、通夜と終えて、慌ただしく報恩講に。

通夜へ行く途中、いつもの場所で久しぶりにタヌキとにらめっこ。
病気なのか、地肌が見えるくらい毛が抜けていた。
これからますます冷えそうなので、大丈夫かな。

 

今夜は寒いなか、たくさんのお参りをいただいた。
『御俗姓』を拝読してのご縁。

明後日の朝席まで、お誘いあわせてお参りを。

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2013年1月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

住蓮寺御正忌 ~王さまとハトとタカ~

1月12日(土)

今朝8時30分より、昨日に続いて隣寺の住蓮寺へ御正忌報恩講に。

今日は長浜日曜学校“新年お楽しみ会”も兼ねて、子どもたちと一緒のご縁。

「らいはいのうた」をおつとめし、まずは長浜にお住まいのM氏が腹話術と手品を披露。

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そのあと、昨日に続いて、安藤けいいち師の人形説き(ひとり人形芝居)。

子ども向けに2つの作品を上演。

最初は「なかよし」。

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そして、「王さまとハトとタカ」。

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この「王さまとハトとタカ」という話は、お釈迦さまの前世の物語、『ジャータカ物語』より。

浄土真宗本願寺派 総合研究所 「いのちの天秤」

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大きい小さいにかかわらず、いのちの重みはみんな等しい。

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昨日の「弁円のなみだ」とはひと味違った人形説きの世界。

子どもたちは何を思っただろう。

どんな世界に生まれても、どのいのちも尊い。
ただ、その尊いいのちをいただいて、私たちは生きている。

 

「おたんやの市止まり」

親鸞聖人のご命日にはお精進。
肉や魚を食べず、精進料理をいただいていた。
特にここ安芸門徒の地では。

親鸞聖人のご命日の前夜、「大逮夜(おおたいや)」。
それがなまって「おたんや」と呼ぶようになったそう西教寺ホームページ参照だが、それが御正忌の法座自体を表すようになり、数日間お精進が続くので、だれもその時期に魚や肉を買わないため、市自体が休業に。
したがって、漁師さんたちもこの時期は休業。

それが、時代とともに安芸門徒ばかりでなく、いろんな宗教を持たれた方が増えてきた。
そんなこともあり、市を休業することもできず、この「おたんやの市止まり」もなくなった。

 

「精進料理」とは、何も肉や魚を食べず、野菜だけを食べることをいうのではない。
ベジタリアンの方が毎日食べている料理が精進料理かというと、それは違う。

つつしむこころを持ち、いつも美味しい美味しいといただいていることに、「ハッ」とこころが動かされるご縁。

 

親鸞聖人の御命日を通して、「いのち」のこと、いろんなことに気づかせていただく。

2013年1月12日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku