12月26日(木)
昨夜は呉のとあるお店に、呉東組内の住職・若院が集まって忘年会が開かれた。
「忘年会」とは、年内の苦労を忘れるために年末に行われる宴会だと。
同じ心を亡くすという字でも、「忘」と「忙」。
「亡」とは姿を消す、失うことを意味し、「忘」は心から姿が消え、「わすれる」の意味で、「忙」は心を失い、落ち着かない様子「いそがしい」を現していると。
今年も忙しい1年ではあったけれど、忙しい忙しいと忘れてはならないことまで忘れてしまわぬよう注意したいもの。
報恩講参りも終わり、例年年賀状の印刷に追われている時期だが、今年は前住職が亡くなったこともあり、早々に年賀欠礼挨拶状を出したので、少しのんびりとした年の瀬に。
浄土真宗では「喪中」「忌中」という表現を用いない。
御門徒さんより、お寺の場合「喪中はがき」ってどうなんですか?とも聞かれた。
そんなこともあり、喪中はがきではなく、年賀欠礼挨拶状を出して寺の立場を示せたのはよかったのかな。
寒い日が続くが、油断して風邪をひかないよう。