12月9日(月)
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は2年生。
男の子たちが前に椅子を持ってきてずらりと。
今日、読んだ絵本は『きみにあえてよかった』。
男の子ベンは、犬“スクランピイ”が大好きだった。
その大好きなスクランピイが亡くなってしまう。
悲しんでいるベンの姿を見て、お母さんが「あたらしい犬をかってみない?」と。
「いやだ!ぜったい!スクランピイとおなじ犬なんて、どこにもいないんだ」
あるとき、よその犬がしでかした姿に、スクランピイとのことを思い出し、大笑い。
スクランピイとあえて幸せだったんだと気づいたベンは、新しい犬を飼うことに。
でも、新しい犬“ハニー”は、これからもけっして、ぜったいスクランピイのかわりにはならないだろう・・・それでもハニーは、ベンのだいじな友達になったんだ。
きれいなやさしい色使いの絵本のなかに、いのちの終わり、別れ、そして悲しみ。その悲しみが時間とともに思い出に。
読み終わり、「犬を飼ってる人!」と尋ねたら、「ハイ!」と数名。
隣の男の子が、「おまえの家はネコだろ?」
「おばあちゃんの家に犬を飼ってる!」
いずれにしても、いつか訪れる別れ。
でも、「きみにあえてよかった」と思えるようになるといいね。