呉東組聞名講 9月例会

9月10日(火)

今日は戸田説教所にて呉東組聞名講の9月例会。

戸田という地名より、「小須磨」と呼ぶ方がピンとくる。

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先日の台風による大雨の影響で、戸田から仁方までの間が崖崩れで通行止めとなっている。

そのため、長浜・小坪からの海岸線を、マイカーかバイクでしか行くことができない状況。

 

今日のお参りは少ないかなと思っていたが、地元の会員の方を中心にたくさんのお参りをいただいた。

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バイクで説教所に向かう途中、この説教所を少し下りたところに、呉市教育委員会の看板を見つける。

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何と、ここには適塾(緒方洪庵塾)で西洋医学を学んだ三刀寛一郎の収集した資料がたくさん残っているのだそう。

同時代、宇都宮黙霖が大病にかかった際、仁方の名医 碓井玄硯が治療したと記録にあるので、仁方には名医が多かったのだろうか?と。

何はともあれ、新しい発見。

 

今日の例会は、浄徳寺住職による御消息の拝読と、法謙寺住職の法話。

そして、御示談。

「到彼岸と聞かせていただくが、到るとあるのを浄土真宗ではどのように味わうのでしょう?」との質問。

組内法中から、彼岸に到るというはたらきの中にいるのだと。

 

説教所の窓の外を見ると、海が広がり、その対岸には蒲刈が。

穏やかそうな海に見えても、ここから蒲刈へ泳いで渡ろうとしても、まず私は無理だろうなぁ。
でも、絶対大丈夫という船(願船)に乗せて渡らせてもらうと・・・。

その船に今乗せてもらっているということが、到彼岸の味わいなのかな。

 

ただ、船に乗せてもらって、絶対に大丈夫だからといわれても、ああだこうだと理屈を付け、不安や迷いを持っている自分がいる。

不断煩悩得涅槃

船の上でよかった。 

2013年9月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku