呉東組仏教壮年会連盟 総会・研修会

7月12日(金)

今夜は呉東組仏教壮年会連盟の平成25年度総会と第1回研修会が仁方の浄徳寺にて。

Img063今日は総会と研修会。
毎年7月に総会と研修会。そして、10月に第2回目の研修会。年に2回、仏教壮年会のこうした集まりが。

壮年会会員と法中、合わせて100名ほどが本堂に。
しかも、男性ばかり。

お寺でこれだけの数の男性ばかりというのも、何とも迫力を感じる。

 

前半の総会は、昨年度の事業報告と決算報告、今年度の行事予定と予算を審議。

後半の研修会、御講師は浄徳寺の前住職 新田教淳師。

 

講題は『なぜ今、浄土真宗なのか?』。

 

もう御年80歳になられるそうで、自らの人生をふり返りながら、何が大切かということを聞かせていただいた。

 

子どもの頃に戦争を体験し、精神主義から物質主義へと移り変わっていった。

ただ、世間ごとはコロコロと変わっていく。

変わらない真実に出遇うことの大切さ。

それが「聴聞」であると。

 

9時をまわり、車に乗って家路につくと、王子製紙の前で赤色灯の物々しいランプ。

ずらっと並んだ制服姿の警察官に誘導されて止められる。

 

飲酒運転の検問中。

お酒は飲んではいないが、2時間正座してお聴聞すると、何とも心地よいほろ酔い気分。

ドキッとしてしまう・・・。

 

明日は呉東組日曜学校連盟の40周年記念行事。

50数名が朝からバスで広島別院参拝と平和公園に行っての平和学習。

明日は法務のため参加できないが、長男が参加。
担当の方、ご苦労さまです。

2013年7月12日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 7月例会

7月10日(水)

午後、青空のひろがるなか、緩やかな階段を昇って、阿賀の称名寺で呉東組聞名講の例会。

正信偈をおつとめし、称名寺御住職による御消息拝読と、住蓮寺御住職による法話。

 

その後、呉東組法中が出席しての御示談に。

今日は2つの質問が。

一つは往相回向と還相回向。
特に還相回向をどのように味わったらよいのか?

もう一つは、「本願名号正定業」とある、この正定業とは?

 

どちらも大切な浄土真宗の御法義であるが、限られた時間で、出来るだけやさしくと思うのだが、なかなか・・・。

 

そんなとき、以前読んだ足利義山和上と前田慧雲和上の会話を思い出す。

学問も議論も結局何のやくにもたちませんのうや。往生の一大事に至っては、あんたもわしもいろはも知らぬただのじいにならねばいけません。

弥陀の願いをそのまんま。

そこに往相も還相も正定業も、何でもかんでもそのなかに包まれて。

 

帰ってみると、荷物が届いていた。

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あまりにも暑くなってきたので、玄関先にビオトープのセット。

益子焼の鉢に、シラサギカヤツリ、ホテイアオイ、そして姫スイレン。

 

水と緑、私にとっては理屈抜きできれいだな。

どこが、どうしてって、いらない。

そのまんまをいただくだけ。

 

今日の御示談をふと思い出しながら。


2013年7月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

分陀利華

7月9日(火)

梅雨明けし、暑い暑い夏へと突入。

今朝、境内の白い蓮、“姫白蓮”がきれいに咲いた。

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小柄ながらも、とても清楚な蓮。

 

正信偈を読むとき、1ヶ所だけ、

是人名分陀利華 - 弥陀仏本願念仏

と続けて読むところがある。

この分陀利華(ふんだりけ)とは、インドのことば、“プンダーリカ”の音写。

意味は白蓮華、白いハスの花を指すのだと。

 
 

親鸞聖人が『教行信証』に『維摩経』のことばを引いて、

 

〈淤泥華(おでいけ)〉とは、『経』(維摩経)にのたまはく、〈高原の陸地には蓮華を生ぜず。卑湿の淤泥にいまし蓮華を生ず〉と。

 

蓮の花は高原のすがすがしいところに咲くのではなく、ドロッと、ヌメッとした泥のなかから咲くのだとお書きになっている。

 

こんな暑い暑い最中だからこそ、この清々しい蓮をより美しいと感じるのかな。

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ただ、あんまり暑いので、さすがに葉っぱの傘さして。

熱中症にはご用心。

明日は阿賀の称名寺にて聞名講。

仏教壮年会 7月例会

7月8日(月)

今日、中国地方に梅雨明けの発表。

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青空がひろがり、ノウゼンカズラも満開。

 

今夜は仏教壮年会の例会。

正信偈をおつとめした後、今日テーマに話をしたのは、「安芸門徒」。

 

来週、石泉文庫虫干し法座がいよいよ始まる。

仏教壮年会の皆さんにも、いろいろとお手伝いいただくので、その前に僧叡和上にまつわる安芸門徒の話。

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先日、僧叡和上が親鸞聖人の『教行信証』を講義したものを綴った『教行信証随聞記』をもとに、会所(会場)マップを作成。

最初は仁方の浄徳寺。そして、今治の常高寺。

長浜の専徳寺・住蓮寺・石泉社と続くが、その後は主に江田島を中心に行われているのが分かる。

このあたりは、今でも「常朝事(じょうあさじ)」が続いているところ。

365日、毎日毎日法話をするご住職も大変だろうが、それを毎日聞きに来るご門徒も。

常朝事の起源は定かでないが、調べていて出て来る名前は石泉社の門弟ばかり。

塾の規則の第一が、朝夕のお勤めは怠ってはならない。

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とある。

 

そんなところから、安芸門徒にまつわる話。

特に「いのち」を大切にしてきたことは、これからも大事にしたいもの。

 

20年ほど前、報恩講参りの最後は、その地区のあるお宅へみなさんが集まって、お勤めし、法話をし、おときがあった。

あるときのおときに仕出し屋のお弁当が出された。
精進料理を頼んでいたそうだが、蓋を開けると中にはエビや魚が。

そのとき、お世話をしていただいていた方の、「動(どう)のものが入ってる!精進料理で頼んでおいたのに冴えんことよ・・・」との声。

精進料理は、肉や魚を食材に使わないというのではない。
私たちはいのちをいただいている。

「動のもの」。

それに対して野菜などは「静のもの」かな?

どちらにしても、いのちをいただいている。

ただ、ご命日にはせめて動のものを控えさせていただこう。
そんな味わいであろうか。

 

精進だけでなく、可部の山繭の話、移民の話、薬屋が多い話など、安芸門徒とつながる話は尽きない。

山繭は、可部山繭つむぎ同好会を結成し、その伝統を残そうとしているようだが、その他のことはなかなか。

 

来週の虫干し。
それを通して、長浜に伝わる伝統。
残せたら良いな。

2013年7月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ (14)

7月8日(月)

今朝は広南小学校、1学期最後の読み聞かせ。

4年生を担当。

読んだ本は

どうぶつさいばん ライオンのしごと』

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作者は、獣医をやめ、野生動物の保護・治療をされている 竹田津 実。
絵は、旭山動物園に20年以上勤務していた あべ 弘士。

絵本としては珍しく動きのない絵本。

タンザニアの草原で、母を失ったヌーの子が母を殺したライオンを訴えた裁判の話。

次々とそれぞれの証人が登場する。

そして、ハイラックス裁判長が、

 

「判決をいいます。」

みんなだまって、さいばん長をみました。

「ライオンがヌーに対しておこなったころしについては無罪です。ただし・・・」

とつづけました。

「親をなくしたヌーのきもちは、みんなわかってあげましょう。おわります。」

 

ライオンがヌーを殺して食べるのは、単に弱肉強食、弱いものが食われるということだけではないのだそう。

病気になり、様子のおかしいヌーを食べることが、ヌーの種族を守り、生態系を守ることにもなっている。ライオンは、自然のなかでもう一つの役割を担っている。

「いいさいばんだった」と。

 

ライオンがヌーを殺したことが良いか悪いか、一概にそれを口にすることは出来ないが、「親を亡くしたヌーの気持ちは、みんな分かってあげましょう。」

これが一番大切なことかな。

 

 大 漁

朝焼け小焼けだ

大漁だ

大羽鰯の大漁だ

浜は祭りのようだけど

海の底では何万の

鰯のとむらいするだろう

 

漁をすることが良いか悪いかでなく、なかまを失った鰯の気持ち。

 

昭和28年、長浜で「蚊や蠅のいないまちづくり」に取り組んで、県や国から表彰を受けた。

その表彰式に先立って、蠅の葬式が専徳寺で営まれた。

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蚊やハエにもいのちがあり、家族や仲間がいる。 

なかまを失ったハエの気持ち。

 

2013年7月8日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 参観日

7月2日(火)

昨日、咲いたこの蓮。

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ピンク色の花びらで、てっきり大賀ハスだと思っていた。

今朝、見ると・・・

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すっかり姿を変えていた。

大きく開いた白い花びらに先がピンクの“黄陽”。

名前を間違え、ごめんなさい。

 

それにしても、一日でこうも姿を変える。

とっても不思議なハスの花。

 

午後から広南小学校の参観日に。

長男の4年生クラスは、社会の授業で、呉市の水道がどこから来るかについて。

長浜へは宮原浄水場から送られてくる。

その宮原浄水場は、国の登録有形文化財。
呉鎮守府が軍用水道として、横浜・函館に続き日本で3番目に作った水道施設だとか。

また、平原浄水場も国の登録有形文化財に指定されているが、老朽化により、今年の3月末で廃止されたそう。

 

さらに、この浄水場へは広島市の太田川から。

 

蛇口をひねれば水が出る。

当たり前のことのように思っていることも、こうして知ると・・・。

 

昨夜、フィギュアスケートの安藤美姫選手が、出産して母になって、そしてソチオリンピックをめざすとニュースで。
それまで3回転飛ぶのが当然のことのように思っていたのに、出産し、ブランクを経て練習でジャンプが出来なかったとき、当たり前ではなく、すごいことをこれまでしていたんだって思ったと話されていたこととちょっぴり重なった。

 

帰ってみたら、

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こんな姿に。

明日は雨の予報。

散ってしまうかな。

2013年7月2日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ (13)

7月1日(月)

今日から7月!

早いもので、2013年も後半に。

 

今朝、境内の大賀ハスが咲いた。

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ただ、9時をまわり、日を浴びてしまうとしぼんでしまうので、きれいに見えるのはホンの少しの間。

 

広南小学校の読み聞かせ、今朝は5年生。

ずっと低学年担当だったので、5年生には少し長く、少しこころに残る絵本を。

『きいろいゾウ』

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映画にもなった小説『きいろいゾウ』のなかに登場する絵本だそう。

 

灰色で地べたを歩くゾウではなく、自由に空を飛ぶことの出来る月の光の粉をあびたきいろいゾウ。

あるとき、病気で寝たきりの女の子と出会い、世界を一緒に旅するなかで、ケニアのゾウの群れを見ながら、

「ねえ、あなたのなかまがいるわよ。」
「よせやい、あんなはいいろの、地面をあるくだけのゾウなんて、ぼくのなかまじゃないよ」
「でもね、あなたひとりぽっちで、さみしくないの?」
 
「さみしい? ぼくが・・・?」

なかまといることのすばらしさ、ゾウはゾウらしくあることのすばらしさ。

 

昨日は法務と会合で、少々へたって行ったので、読み続けられるか心配であったが、何とか最後まで。

 

こころに何か響くといいな。

2013年7月1日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku