7月10日(水)
午後、青空のひろがるなか、緩やかな階段を昇って、阿賀の称名寺で呉東組聞名講の例会。
正信偈をおつとめし、称名寺御住職による御消息拝読と、住蓮寺御住職による法話。
その後、呉東組法中が出席しての御示談に。
今日は2つの質問が。
一つは往相回向と還相回向。
特に還相回向をどのように味わったらよいのか?
もう一つは、「本願名号正定業」とある、この正定業とは?
どちらも大切な浄土真宗の御法義であるが、限られた時間で、出来るだけやさしくと思うのだが、なかなか・・・。
そんなとき、以前読んだ足利義山和上と前田慧雲和上の会話を思い出す。
学問も議論も結局何のやくにもたちませんのうや。往生の一大事に至っては、あんたもわしもいろはも知らぬただのじいにならねばいけません。
弥陀の願いをそのまんま。
そこに往相も還相も正定業も、何でもかんでもそのなかに包まれて。
帰ってみると、荷物が届いていた。
益子焼の鉢に、シラサギカヤツリ、ホテイアオイ、そして姫スイレン。
水と緑、私にとっては理屈抜きできれいだな。
どこが、どうしてって、いらない。
そのまんまをいただくだけ。
今日の御示談をふと思い出しながら。