6月10日(月)
6月6日(木)、隣寺の住蓮寺前坊守様がお亡くなりになり、昨夜の通夜に引き続き、午前11時より葬式が住蓮寺本堂にて執り行われた。
呉東組組内法中、色衣に七条袈裟を着け、その導師を勤めさせていただく。
先月、住蓮寺で初参式が開かれた時、ニコニコといつものお元気そうなお顔を見せていただいたのに・・・。
昨日のお通夜の御住職の挨拶のなかで、死に顔の口元が「ありがとう、またね」と言ってるようだったと聞かせていただき、また会える世界のあるお念仏に出遇えてよかったと感じさせていただいた。
たまたま、昨日小学4年の長男が、
永訣の朝
けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)・・・
と読んでいるのを聞きながら、何とも寂しいなぁと感じた。
浄土真宗を捨て、『法華経』信仰へと帰入した宮沢賢治。
Ora Orade Shidori egumo (おら 一人 往くよ)
と言い残し、亡くなっていった妹トシ。
別れの寂しさは誰にでも訪れるのであろうが、永遠の別れか、また会える別れか。
大きな違いがそこに。
恋しくば なもあみだぶつを 称ふべし
六字のなかに 君はほほえむ
「恋しくば 南無阿弥陀仏を称ふべし 我も六字のうちにこそ住め」は聞いたことがあるが、「六字のなかに 君はほほえむ」とは、どなたの・・・と思っていたら、御住職の挨拶のなかで、これは亡くなられた前坊守様がご主人である前住職様が亡くなった時に詠まれたのだと聞かせていただく。
今日は広島別院で安芸教区総講習会。
高史明氏を御講師に迎え、『大悲を生きる』と題した講義あったのだが、そちらへは結局参加できず。
明後日からの呉東組団体参拝。
長いバス移動のなか、読ませていただこう。