4月24日(水)
今日は、とある葬儀会館にて葬式。
控え室で、ふと変わった置物に目がとまる。
麒麟のような動物のこの置物、近づいて見ると「香時計」と書いてある。
お線香で時を計る。
法事はともかく、次々とまわる報恩講参りでは、お線香やロウソクで時間が分かる。
ただ、慣れてくるとそんな道具を使わなくても、お経の速度、からだの感覚で大体の時間は分かってくる。
「香時計」と調べてみると、正倉院にも香時計があるそうで、しかも文字盤は古代インド文字。
仏教とともに渡ってきたみたい。
仏教とともに渡ってきたものは数え切れないほどあるだろう。
たわいのないことであっても、こうして仏教とともに渡ってきたものを知ると、何だかこころがホッと。
これもご縁かな。