我聞会 1月例会

1月31日(木)

今日で1月も終わり。

寒さも緩み、境内に小さな小さな黄色い花が咲いた。

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もうすぐ節分。春もそこまで。

 

今夜は川尻の光明寺にて、今年初めての我聞会例会。

『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は、(136)(137)。

(136)には、人間には眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚(六根)があって、それらが6人の盗賊のように人間の善い心を奪ってしまうという譬えが出てくる。

私たちの持っているこれらの感覚は、「○○したい」という欲望をかき立てる。

その欲望を断ち切っていくのが、いわゆる自力聖道門の立場。

 

ただ、他力の念仏は、断ちきることの出来ない私だからこそ阿弥陀さまに願われ、そのまんまを救ってくださる。そんな私に気づくことを味わった。

 

法話では、「しゅうかつ」と「こんかつ」の話を聞かせていただいた。

「しゅうかつ」とは、「就活」。
一般的には就職活動のことを表すが、最近よく耳にするのが「終活」。

エンディングノートなるものが、いろいろと注目されている。

「こんかつ」とは、「婚活」。
結婚を目標とした活動。

でも、それを「終活」に対して、「今活」とと捉えてはという話。

今を生きる。

人生の終わりに向けての活動も大切であろうが、人生の終わりがあるからこそ、今を生きることを大切にする。

 

明日から2月。
一日一日を大切に。

2013年1月31日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku