1月15日(火)
今日はおたんや。
「おたんや」とは、「大逮夜(おおたいや)」が訛ったことば。
「逮夜」とは、もともと亡くなった日(命日)の前夜を指すようだが、親鸞聖人の月命日(毎月16日)の前夜を「逮夜」、祥月命日(1月16日)の前夜を「大逮夜」と呼ぶようになったところから、「おたんや」と呼ばれるように。
夜席には、大晦日に使った蓮のキャンドルを親鸞聖人像の前にお供え。
このたびのご縁で拝読している『御俗姓』に説かれている
かの御恩徳のふかきことは、迷盧八万の頂、蒼溟三千の底にこえすぎたり
「迷廬八万(めいろはちまん)の頂」とは、とても高い山の山頂。「蒼溟三千(そうこうさんぜん)の底とは、とても深い海底。
それだけのご恩に報いていく「報恩」、その意味をうかがっていく。
そして、『御伝鈔』を拝読。
すべてを拝読することは出来ないので、上下巻より2段ずつ。
このたびは先日の住蓮寺でのご縁、『弁円のなみだ』にあやかり、読ませていただいた。
その後、後席をつとめる。
今日は朝から法座・葬式・法座・還骨・通夜・法座と声を出しっぱなし。
終わる頃には喉がパンパンに。
明日の朝席で御満座。
お寒いなか、ようこそのお参りでした。