1月11日(金)
今日と明日、隣寺の住蓮寺にて御正忌報恩講。
今日の夜席と明日の朝席は、安藤けいいち師をお招きして人形説き(ひとり人形芝居)が。
今夜は大人向けに「弁円のなみだ」。
そして、明日の朝は日曜学校の子ども向けに、「王さまとハトとタカ」を上演。
初めての人形説きのご縁にあわせていただいた。
安藤けいいち師は、浄土真宗本願寺派の僧侶でもあるが、人形劇の世界ではたいへんな方。
NHKの「ひょっこりひょうたん島」「英語であそぼ」「おかあさんといっしょ」をはじめ、最近では「新☆三銃士」の主役ダルタニアンの人形を操っていたそう。
その方が演じる「弁円のなみだ」。
母に会いたいときは、母上と呼びなされ。この母は、母上という声となりて、つねにそなたとともにおりまする。
幼い頃に死に別れた母の臨終のことばを思い出し、それが「なんまんだぶ」へと・・・。
久しぶりに、良いご縁をいただいた。
生で観る人形劇は、20年ほど前にベトナムのハノイで観た水上人形劇以来。
あのベトナムの水上人形劇も、元々はお寺が発祥。
言葉は分からなくても、たいへん楽しく観ることが出来たのを思い出す。
絵解き、落語、そして今日の人形説き・・・。
いろんな芸能にまで発展したもののルーツは、いかに伝えるか。
上演後、親鸞聖人が好物だったと言われる小豆。
その小豆を使った“おぜんざい”をいただいて帰る。
住蓮寺でいただくおぜんざい。
思い起こせば、日曜学校に通っていた頃以来。
明日も朝席。
今度は子どもたちと一緒に。