1月7日(月)
今日、本が届いた。
今年初めの本『雪とパイナップル』。
届いてすぐに読みはじめ、あっという間に読み終わる。
著者は、医師 鎌田 實 氏。
チェルノブイリ原発事故が影響で亡くなった少年の出来事を「大人が読む絵本」に。
人間ってすごい。
最愛の者を失った悲しみだって、人間は乗り越えることができる。
溢れる悲しみのなかで、人間は感謝することができる。
人間は国境を越えて、民族が違っていても、宗教が違っていても、文化が違っていても、歴史が違っていても、人間は理解しあえる。絶望のなかに、新しい、小さな希望が見えた。
実はこの本との出あいは坂田明氏のCD。
坂田明氏の『ひまわり』(2006年)というCDの存在を知り、先日購入。
何ともこころに沁みる『ひまわり』。
このCDは、鎌田實氏と一緒にチェルノブイリを旅した坂田氏の作品で、鎌田氏の「がんばらないレーベル」から出て、収益金は日本チェルノブイリ連帯基金を通じて、チェルノブイリの子どもたちへの医療支援、そして、東日本大震災の被災者支援に使われるのだそう。
東日本大震災を通して、ふたたびチェルノブイリのことがクローズアップ。
ひとりの子どもの涙は、人類すべての悲しみよりも重い。
子どもたちが希望を持ち、願いを持てるそんな世界を・・・。
そんなことを感じる作品。