12月18日(火)
朝9時から仏教婦人会のみなさんが集まって、まずは本堂の清掃。
一昨日、境内は仏教壮年会のみなさんが清掃してくださり、今日は本堂を婦人会のみなさんが。

丁寧に掃除をしていただき、それが終わってから報恩講。
正信偈をおつとめし、そのあと住職が法話。
仏教壮年会の例会でも話した、大晦日に行うキャンドルナイトに使う紙で作る蓮。
今回はデモンストレーションを交えながら。

竹筒の代わりに使うパイプと、はさみ、のり、ガーゼハンカチとたこ糸(叉焼用の糸で代用)。
そして、花に使う用紙さえあれば準備は万端。
花びらは一枚一枚絞って作るので、少し手間はかかるものの、花の組立はいたって簡単。
そんな作り方を説明し、この花に込められた意味を伝える。
『阿弥陀経』の「青色青光・黄色黄光・赤色赤光・白色白光」。
金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」。
そして、このたびの選挙で座を追われることとなった野田首相が、民主党の代表選挙で引用した相田みつをさんの、
どじょうがさ、金魚のまねすることねんだよなあ
一躍脚光を浴びたこの詩も、このこころに通じる。
それが出来ていない私たちだからこそ、出てくる御文。
隣と比べ、隣をうらやむ。
また、無理して自分の色と違った色に輝こうとする自分がいる。
大晦日、この4色の蓮に彩られた境内で、いろんな思いをいただいていただければ。
この蓮は、初めての試みなので、準備は住職一人でこつこつと。
今のところ青・黄・赤・白の4色が5セット。20個の蓮が出来上がる。
これまでは、4枚づつの花びらを3重に重ねて作ったが、これからは2重にして量産を。
今回成功したら、来年は手伝っていただける方にもお願いしようかと。
何はともあれ、大晦日から新年にかけての1年に一度の行事。
参拝される方の良いご縁となりますように。