10月13日(土)
広の真光寺にて、呉東組親鸞聖人讃仰会の仏教文化講演会。
講演会に先立って、総会が開かれ、午後2時30分より講演。
このたびの御講師は、本願寺派勧学寮頭 徳永一道和上。
講題は『浄土真宗の信心の課題 -聖典英訳をとおして-』
「ありがとう」を一般的に英訳で“Thank you”としているが、「ありがとう」と「Thank you」は違うのだと。
英語では必ず主語がある。
「私があなたに感謝します」というのが“Thank you”。
日本語の「ありがとう」は、「有難う」。
あなたのされたことは、とても有り難い。
無いことをしていただいたことへの感謝の意。
同じ感謝でも、「私が」の主語が抜ける「ありがとう」に日本人のこころが現れているのだそう。
また、「ご縁」という言葉も、英語では訳せないのだそう。
日本語と英語、似たようなニュアンスで翻訳されるが、そこには文化の違いが大きく見られる。
そして、「信心」。
この言葉を英訳する時、「ゆだねる心」と表すのだそう。
今日はたくさんの方がお聴聞してくださった。
ようこそのお参りでした。
今週続いた組内の行事も一段落。
明日の夜から専徳寺報恩講。
【真光寺本堂の獏】