仏教壮年会 7月例会

7月8日(日)

金曜日の激しい雷雨。
いろいろと心配されたが、昨日・今日と広の真光寺において、『第38回 ほとけのこども一泊研修会』が開かれた。

呉東組日校連盟の各団体より、小学校3年から6年生までの参加で、長男 碧流も初参加。

全員で35名が参加。そのうち長浜日曜学校から15名。

 

昼過ぎに、「楽しかった」と帰ってきた。

 

そして、今夜、専徳寺では仏教壮年会の7月例会。

7月は座談会としているが、早速息子から聞いた研修会の話をさせていただいた。

 

昨夜、研修会場の本堂に小さなムカデが出たのだそう。

みんな大騒ぎになっていると、住職さんが素手で捕まえて外に逃がしたと。

ムカデには何度か大変な目にあっているので、「何で逃がしたの?」と聞いてしまう。

「だって、ちょうど『蜘蛛の糸』のビデオを見たあとだったから」と。

Img007

『蜘蛛の糸』

犍陀多(カンダタ)という極悪人が、たった一つだけ善いことをした。
それは、小さな蜘蛛を踏み殺そうとしたが、

いや、いや、これも小さいながら、命のあるものに違いない。その命を無暗にとるという事は、いくら何でも可哀そうだ。

と助けた。

地獄に堕ちた犍陀多に、そのことからお釈迦さまは蜘蛛を糸を垂らした。

芥川龍之介の有名な物語。

 

蜘蛛の糸でなく、ムカデに助けられる?

そんなことを考えると、・・・。

 

それでも、その物語から、みんな「いのち」を学んだようだ。

 

 

 

明日は1学期最後の読み聞かせ。

2012年7月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

親をよぶ声

7月5日(木)

一昨日まで、今日の予定が入ってなかったので、10時から次男 蓮の幼稚園へ参観日に行くことにしていた。

それが、一昨日の7月3日、呉東組浄徳寺の前々坊守さんがお亡くなりになられ、昨夜が通夜、そして今日の11時に葬式が。

10時30分に集合とのこと。それで、10時から20分ほど参観することに。

これまで2回の参観日では、ずっと大泣きだったのに、今日はみんなのなかに座り、七夕飾りを作っている。

20120705100724_1_2

帰る前に「おとうさん、お参りに行ってくるからね」というと、素直に受け入れて。

我が子が成長してきていることを感じながら見ていると、後ろから

おとうさん、おとうさん、おとうさん・・・。

と、何度も連呼する声。

何かと思い、ふり返ると、後ろに座っていた女の子が、私に向かって「おとうさん」と呼んでいる。

??と思いながら返事をすると、ニコッとしてくれる。

我が子から「おとうさん」と呼ばれるのなら、すぐにでもふり返ったのだろうが、よそのお子さんから「おとうさん」と呼ばれると、まったくピンと来ず、気づかなかった。
「蓮くんのおとうさん」と呼ばれたらすぐにふり返ったかな?

 

私たちは、阿弥陀如来を「ほとけさま」と呼ぶ。

でも、『阿弥陀経』に「恒河沙数諸仏」とあるように、仏にはガンジス河の砂の数ほどたくさんの仏がおられると説く。

でも、たくさんのほとけさまがいようが、私たちのほとけさまは「阿弥陀如来」。

たくさんほとけさまがいるなか、どのほとけさまと言わずとも、「ほとけさま」とのよびごえに、阿弥陀如来は応えてくれる。

 

今日の浄徳寺での葬式で、御住職のあいさつのなかに、親の願い、子のよびごえを聞かせていただいた。

広南小学校 読み聞かせ (6)

7月2日(月)

雨も上がり、朝から広南小学校で読み聞かせ。

今日も先週に引き続き、3年生を担当。

今日、読んだ本は、『若冲のまいごの象』

20120702

江戸時代の画家、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の話。

小学校3年生、まだ若冲の存在は知らなかったようだが、いろんな人の話を聞くのは刺激になるかな。

私が若冲の絵に出会ったのは、大学に通っている頃。
京都国立博物館の特別展で、宮内庁所蔵の「動植綵絵」を見たのが最初。

自分の好きなことを極め、その才能を発揮した人の姿に、何か感じるだろうか。

若冲の生きものに そそぐ やさしい まなざしをかんじます。
つねに あたらしい かきかたを もとめて えがきつづけた若冲ですが、この絵をえがいてまもなく 85歳で この世を さりました。

 

1学期も早いもので、読み聞かせはあと1回。
最後は4年生。

2012年7月2日 | カテゴリー : 絵本, 長浜 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教壮年会連盟総会・研修会

7月1日(日)

今夜は7時より、阿賀の西光寺にて呉東組仏教壮年会連盟総会と研修会。

95名の参加者で、法中(僧侶)を含めると100名を超える。

 

まずは総会。

昨年度の行事報告・会計報告、今年度の行事予定・予算が審議される。

 

そして、引き続き研修会。

仏教壮年会連盟では、年に2回研修会が開かれている。今日はその1回目。

1341144423450

御講師は、呉の西教寺(安芸南組)前住職の岩崎正衛先生。

今日7月1日は、呉空襲の日。
それをご縁に、まずは当時の体験談。

そして、本題は『浄土真宗の味わい』。

仏教徒としての矜持(きょうじ)を聞かせていただいた。
「矜持」とは、プライド・誇り。

『無量寿経』のなかに、

世間の人民にして、父子・兄弟・夫婦・家室・中外の親属、
まさにあひ敬愛してあひ憎嫉することなかるべし。
有無あひ通じて、貪惜を得ることなく、
言色つねに和してあひ違戻することなかれ。

ということばがある。

それを、

たがいに敬い
助け合い
言葉やさしくなごやかに

と訳されて、仏教徒としての生きざまを説かれた。

 

9時過ぎまで、みなさん真剣にお聴聞。

日曜日の夜、ようこそのご参集でした。

2012年7月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku