オリンピック開幕

7月28日(土)

石泉文庫の虫干し以来、久々の更新。

石泉文庫の虫干し法座の前日、パソコンが動かなくなった。
カチカチと音を立て、何かおかしいと思い、データのバックアップはとったのだが、その後リカバリも何もできない状態に。

おそらく、雷の影響か。
石泉文庫のブレーカーも落ち、業者の方が雷が影響ではないかと。

 

法座中のブログは、小さいノートパソコンで何とか更新してきたが、ほかの仕事はなかなか。
急遽、新しくパソコンを導入することになり、ようやく届く。

一足先にはじまった男子と女子のサッカー予選。
夜中、テレビ観戦しながら、パソコンのセットアップ。

 

どちらも好発進。
特に男子は金メダル候補のスペイン相手に勝利。

その勝利はまぐれでなく、「良い準備ができていたから」だそう。

良い準備

日頃からの準備が良い結果をもたらす。

私たちは日頃から良い準備をしているだろうか?
のばし、のばしに。先送りにしてはいないだろうか?

 

パソコンも、バックアップ出来てたから良かったものの、これも全く動かなくなってからではどうしようもない。

 

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電線には今年生まれたツバメがたくさん。

南へと渡る良い準備をしているところ。

 

良い準備をして、この日を迎える人たちを応援!

2012年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 4日目

7月19日(木)

石泉文庫虫干し法座が朝席で御満座。

法座が始まる前にポツポツと小雨が降り出したので、本を返すことが出来るか心配だったが、法座が終わった時点で雨がやんでいた。

それで石泉文庫へ本を返すことに。

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最後の本を返した後、またポツポツと降り出した。

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それでも、何とか石泉文庫へ無事返せた。

車の通らない細い道。そこを昔と変わらず、人の手によって運ばれていく。

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そして、その様子を凌霄花(ノウゼンカズラ)が静かに見守っている。

長浜の夏の風物詩。 

暑い中、どなたさまもご苦労様でした。
そして、ありがとうございました。

石泉文庫虫干し法座 3日目

7月18日(水)

今日も晴天。

昨夜は呉東組納涼会が、マツダスタジアムにて。
広島-中日戦を観戦。
法座中で参加できなかったが、何とサヨナラ勝ち。

 

こちらは石泉文庫の虫干し2日目。

朝の法座が終わると、みんなで虫干し。

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この天気のおかげでよく乾いた。

本を片付け、目録と照合。

そして、お手伝いしてくださった方が夜の法座の準備。

地域の皆さんのご協力で今年も無事。

あとは、明日の朝席の後、石泉文庫に戻すだけ。

 

この猛暑。体調には気をつけて。
ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 2日目

7月17日(火)

今日も青空の下、石泉文庫虫干し法座。

中国地方は梅雨明けしたと見られるそう。

朝席が終わると、石泉文庫から蔵書を専徳寺へと運ぶ。

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広南小学校6年生のみなさんも地域学習でお手伝い。

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小坪の子どもたちにとっては、石泉文庫?宇都宮黙霖?かも知れないが、汗だくになりながら本を干すのを手伝ってくれた。

本を干し終わった後、石泉文庫や宇都宮黙霖の話をいろいろと聞いていただくのだが、小学生だけでなく、お手伝いしてくださった地域の御門徒の方々も残って聞いてくださる。

 

石泉僧叡和上が生まれて250年。
65歳で亡くなり、その30年後にその後の石泉文庫のあり方について、門弟の方々と長浜の御同行で取り決めがなされた。

その一つが虫干し。

以来、この地の皆さんの協力で、ずっと受け継がれている。
200年も昔の本でありながら、きれいな姿で残っているのは、こうした方々のおかげ。

今日、参加した小学生のみなさんも、その輪に加わった。

実際にさわって、いろんなことを感じてほしい。

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そして、今日はたくさんの質問もいただいた。

 

午後3時より干した本を片付け、一切経以外の蔵書を目録と照合。

 

そして、夜席でいただいたことばは、

仏身円満無背相

このことばは、昨日の夜席でおつとめした『般舟讃』のことば。
中国の善導大師のことばである。

仏身円満無背相 十方来人皆対面
 仏身円満にして無背の相なり 十方より来る人、みな対面す。

ほとけさまは背中を向けない。どこから来る人に対しても向かいあう。

私たちは面倒なことには背を向け、出来れば関わらないでおきたいという気持ちを持ったりする。

今、問題になっている”いじめ”もそう。
でも、今日こうしてみんなが虫干しという行事に向き合い、関わった。

 

ほとけさまのこころを知り、みずからの姿を知らされる。
ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 1日目

7月16日(月)

今日も青空の広がる暑い一日。

今夜から石泉文庫虫干し法座がはじまるので、昼からその準備。

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本を干すためのロープを本堂に張るのだが、総代・仏教壮年会の会員の男衆が力を出してピンと張る。

この張り方が緩いと、本の重みでだらりと下がってしまう。
なかなかの力仕事。

 

夜席より法座。

セミの鳴き声の中で、『般舟讃』。
そして、御講師は呉の明圓寺 竹田嘉円師。

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「仏教」
仏様の教えをいただくのは誰か?

いただくのは私。

ご先祖様を大切にするのは、私の命を大切に思うから。

本物を知っている人は、偽物がわかる。
本物を知らないから、偽物かどうかもわからない。

 

明日は朝席後、石泉文庫から本を運ぶ。
広南小学校6年生も手伝いに。
そのあと、石泉文庫と宇都宮黙霖の話を。

お誘いあわせてお参りを。

我聞会 7月例会

7月15日(日)

昨日とは打って変わって、青空のひろがる良いお天気に。

ツクツクボウシも鳴き出した。
やっぱり、昨日のセミは正しかった。

それにしても暑い一日。

 

今夜は呉東組若手僧侶の勉強会、『我聞会』の例会が当山専徳寺にて。

 

連休中ではあるが、世の中が休みの日には、寺は法事の予定が入っていたりするため、みんな自坊にいることが多い。
それで、こうした集まりは日曜日の夜が多い。

とは言え、暑いなか、5件の法事とお通夜を終えての例会は、少々厳しいものがある。

 

今日の『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は(127)(128)。

(127)では、仏法のためなら、苦労を苦労と思ってはならないという蓮如上人のことば。
それを聞くと、疲れたなどとは言ってられない。
厳しいながらも良いご縁をいただいたということ。かな?

 

そして、法話は私が担当。

これまでいろいろ集めてきた絵本を通して、「いのち」についてお話をさせていただいた。

種村エイ子さんの『死を学ぶ子どもたち』を通して知った、「性の授業 死の授業」をされている金森俊朗先生の『いのちの教科書』を読んでいるところ。

 この書には、人生わずか十年ほどの子どもたちがからだから発し、自分や友を輝かせる生きた言葉が書かれています。
 一つひとつの子どもたちの言葉、表現は、そのときそのとき、仲間や私、そして子どもたちにかかわった多くの人たちを、つなぎ、生かしてくれました。(あとがきより)

子どもの言葉にハッとさせられることも。

「生涯勉強」。

祖母が亡くなる前に遺してくれた最後の言葉を思い出す。

2012年7月15日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

セミの初鳴き

7月14日(土)

今日は朝から大雨・洪水警報が呉市でも発令。

そのため、長浜こども連合会主催のイベントも中止に。

 

このあたりでは雨はそれほど降っていないが、これまでの雨の影響が心配。
九州地方では、「これまでに経験したことのないような大雨」により、大変な状況になっていると聞く。

このたびの九州地方の被災されたみなさまには、こころよりお見舞い申し上げます。

こんな状況が続くと、いつになったらやむのだろう。本当にやむのだろうか。
と、いろいろと心配がひろがる。

 

そんななか、今朝境内で、今年初めてセミの声を聞く。

私たちはいろいろと心配しているが、セミの世界ではもう大丈夫と土の中から出てきている。

長い土のなかでの生活から出てきたセミは、限られた時間を精一杯生きる。

 

そのセミが正しいものと思いたい。
梅雨明けもそろそろかなと。 

 

2012年7月14日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 7月例会

7月10日(火)

青空のもと、午後から広の浄円寺にて、呉東組聞名講の7月例会。

たくさんの講員の方がお聴聞に来られた。

 

正信偈のお勤め。
浄円寺御住職による聞名講宛の御消息拝読。
西光寺御住職による法話。

そして、御示談
今日出た質問は3つ。

まずは、「御示談(ごじだん)」とはどういう意味でしょう?という質問。

蓮如上人の頃、僧侶の説く教えを一方的に聞くだけでなく、それを聞いた後、お互いの領解を語り合い、誤りを正していく方法が取られるようになったことにはじまる。

今、「示談」といえば、裁判をしなくても良いように、双方が話し合って解決する方法という意味で使われているが、もともとはそんな意味。

 

次の質問は、「聴聞」。
どちらも「きく」という字が使われているが、「聞」でなく「問」でないのはどうしてでしょう?

この質問は、問いを持って聞くのでは?という思いから起こった質問。

問いを持って聞くには、そこに自らのはからいがはたらく。
親鸞聖人は『御本典(顕浄土真実教行証文類)』の「聴聞」という字に、「ゆるされてきく、信じてきく」という意味を添えられた。

この「聴聞」、法を聞くことからお寺に参ることもすべて「お聴聞」と呼ぶようになった。
そして、「お聴聞」を通していただいたこころを「お味わい」と表現するようになる。

自分がしているのに、させていただいている。
お味わいの世界である。

 

そして、最後は聖典に載っているお経。
いつ、何のお経を読むと決まっているのでしょうか?という質問。

別に決まりはないのだが、多くの方がいつも家で読んでいるのは、正信偈か、重誓偈・讃仏偈と答えられた。
重誓偈や讃仏偈を読む理由で多いのは、「短いので」という答え。

お経を読むのは、仏徳讃嘆。
ほとけさまの徳をほめたたえること。

「忙しいから短いのを」という気持ちは分かるのだが、その場合ほめたたえるよりも、時間がないのでごめんなさい!という気持ちになりがちではないだろうか。

たとえ短くても、こころをゆったりと。

 

今日はそんな御示談で閉じる。
ようこそのお参りでした。

2012年7月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

講師部屋の屋根、崩壊

7月9日(月)

昨夜、仏教壮年会の例会中、専徳寺の講師部屋の天上に穴が開いて、そこから雨水が漏れているのが見つかった。

例会が終わった後、例会に参加していた総代さん方にそれを見ていただく。

先月、庫裏の降り棟が崩れ、修復の目処は立ったが、今度は・・・。

 

今朝、広南小学校の読み聞かせが終わって寺に戻ると、仏教壮年会の副会長Sさんが屋根に上がって状況を見てくださった。

何と、木が倒れ、おとなが一人入れるほどの大きな穴が開いていると。

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それで、急遽総代さん方に連絡し、手伝っていただき、それを撤去することに。

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裏の木が倒れ、屋根に大きな穴。

応急処置として、倒れた木、壊れた瓦、屋根裏に散らばった瓦や木などを取り除いていく。

倒れた木は、2本。

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いつ、どういう形で倒れたのか分からないが、大きな木が瓦の上に落ちてきたものだ。

 

畳や絨毯、いろんなところに被害があったが、それでも、不幸中の幸いというか、誰も怪我がなくてよかったと一安心。

ひとまず、これで水曜日からの雨に備えることが出来る。
総代さんや、お手伝いいただいた方に感謝。

2012年7月9日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 読み聞かせ (7)

7月9日(月)

今日は広南小学校の読み聞かせ。

今日の担当は4年生。

今日読んだ本は、ドン・フリーマンの『野はらの音楽家 マヌエロ』

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誰もこの本は読んだことがないそう。

 

音楽が大好きなひとりぼっちのカマキリ“マヌエロ”。

コオロギやキリギリスのように羽をこすっても音が出ない。
ガマでフルートを作っても音が出ない。
花でトランペットを作っても、イチジクの小枝と蜘蛛の糸を使ってハープを作っても。

「やっぱり、ぼくには、むりなんだ・・・・・・・」

と、あきらめかけたとき、

「どんな気もちか、よくわかるわ。わたしも、音楽をかなでることが、できないから」

と、頭の上にぶらさがっていた小さなクモ“デビー・ウェブスター”。

ふたりは力を合わせてチェロを作った。

クルミの殻と先がくるっと丸まっている棒、そしてアオツグミの羽で作った弓。

そしてデビー・ウェブスターの糸でできた弦。

 

マヌエロは、なんとも美しい音色を奏でた。

その音楽に合わせて、相手にしてくれなかった虫たちが集まってきて、素晴らしい大合奏が。

 

読み終わった後、カマキリの鳴き声、クモの鳴き声って聞いたことがある?と尋ねたら、みんな首を横に振った。

一人でできなかったことが、友だちと一緒になら出来ることもある。
そんな話を聞いてもらった。

大津市でいじめを苦にしての自殺の問題がいろいろと聞こえてくる。
「いのち」、「こころ」。
いろいろと考えて、4年生には「ともだち」をテーマに選んでみた。

 

1学期最後の読み聞かせ。
当初1学期のみ参加ということでお願いしていたが、2学期からも行ける時は参加してみようかなと。

2012年7月9日 | カテゴリー : 絵本, 長浜 | 投稿者 : sentoku