6月18日(月)
朝から広南小学校、読み聞かせに。
今日の担当は6年生。
6年生ともなると、いろんなことを学ぶ時期。
そんなこともあり、今日は短い2冊の本を紹介。
1冊目は、新美南吉作『でんでんむしのかなしみ』。
自分の殻のなかに、かなしみがいっぱい詰まっていると思った“でんでんむし”。
ともだちにその悩みを相談すると、誰も彼もかなしみを持っていることを知っていく。
この話を読んだとき、仏教説話「キサーゴータミー」の話がふと浮かんだ。
そして、2冊目が、
先週、学校に持って行って見てもらったホタルの話。
これは実話に基づいた鹿児島県知覧から飛び立った特攻隊少年兵と食堂のおばさんとの話。
この本の存在を知って調べたが、どこも現在扱っておらず、探しているうちに行き着いたのが、大分県の「筑前町立大刀洗平和記念館」のホームページ。
ここの売店グッズ販売で、この本を扱っていることを知り、取り寄せる。
このホームページに行き着いて、大刀洗が戦前東洋一の陸軍飛行場と謳われた地だということも初めて知った。
そして、この本の絵を描いた佐伯和子さんは呉市出身だということも。
自分の体験したことのないことも、こうしていろんなかたちで聞かせていただく。
そんななかから、いろんなことを学ばしてもらう。
みんなにもそんなことを学んで欲しい。