6月10日(日)
梅雨入りしたものの、今日は夏日。
世の中はクールビズ、最近はスーパークールビズということばまで出てきているが、衣には関係なし。
襦袢に白衣に衣。少なくとも3枚重ね。
最近はいろいろと改良された生地が使われているので、少しは良くなっているが、それでも汗だく。
体調管理に気をつけて、この暑い夏を乗り切らねば。
今夜は広の善通寺にて若手僧侶の勉強会“我聞会”。
『蓮如上人御一代記聞書』の(125)(126)を輪読。
今日は私が担当。
(125)は、蓮如上人が亡くなるほんの少し前の話。
病床の蓮如上人が、弟子の敬聞坊に自ら書いた『御文章』を読ませ、「自分の書いたものではあるが、本当にありがたい」とおっしゃられたという話。
これを読んですぐに浮かんだのが、甲斐和里子さんの
み仏のみ名を称えるわが声は、わが声ながら尊かりけり
自分がしていることだけれども、させられているというか、させていただいている。
にじみ出る信仰のお味わいの世界。
法話では、摩訶薩埵の捨身と天草の耳四郎の話を聞かせていただく。
摩訶薩埵の話は、法隆寺の玉虫厨子に描かれている捨身飼虎図で有名な話。
天草の耳四郎は、法然聖人と盗人耳四郎の話。
聞かせていただく。
人から聞かせていただくことは、その人の説き方によってまた違う。
それも、また面白い。
明日は朝から読み聞かせ。