仏教婦人会総会

6月29日(金)

一昨日は、安登の浄念寺で呉東組仏教婦人会連盟の総会。
その夜、呉東組の法中会が広の教法寺。

そして、今日は専徳寺仏教婦人会の総会。

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いろいろ続いた6月の諸行事もこれで一段落。

今日は法話のなかで、絵本を一冊紹介。

『だいじょうぶ だいじょうぶ』

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少し版が小さいため、絵は見せず、本文だけを読ませていただいた。

おじいちゃんは、ぼくの てを にぎり、
おまじないのように つぶやくのでした。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」

 

ほとけさまの世界も「だいじょうぶ」の世界。

親鸞聖人の書かれた『教行信証(顕浄土真実教行証文類)』の真仏土巻に、『涅槃経』を引用されて、如来の異名(別名)を挙げるなか、

また大丈夫と名づく

と出てくる。

「だいじょうぶ」の世界は、理想的な世界ではあるが、私たちの住んでいる世界は「だいじょうぶ」でないことの方が多い。

原発の問題にしても、「だいじょうぶ」が大丈夫でなくなった。

それでも、お互いが「だいじょうぶ だいじょうぶ」と声をかけあえる世界にしたいものだ。

 

婦人会・女性会のみなさまには、いろいろとお世話になります。 

2012年6月29日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟総会

6月27日(水)

曇り空のもと、10時30分より、安登の浄念寺にて呉東組仏教婦人会連盟の総会。

呉東組仏教婦人会20単位より各3名ずつが出席して、総会を開催。

 

専徳寺からも3名が出席。

午前中は、総会。

昼食をはさんで、午後から講演。

御講師は、大分の佐藤第二病院院長、龍谷大学大学院実践真宗学教授の田畑正久先生

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仏教も医療も、老・病・死をどう生きるかという課題に共通点があり、その医療と仏教の協力関係に尽力されている先生の話。

いまの医療の理想は不老長寿。
生きながらえることが重要となっているのが現状。
ただ、長生きすることが幸せなのだろうか?

誰もが幸せを願っている。
ただ、「死」が“不幸の完成”となってしまうと、何のために生まれ、何のために生きているのか。

朝起きてお念仏。
新しい一日を迎えたことに感謝。
そして、寝る前にお念仏。
そのとき、その日を一日ふり返り、今日一日を生き抜いたことに感謝。

一日一日が完結。
“今”に出遇うと、いのちの長短を問うことはないのだと。

 

「人間は考える葦である」で有名なパスカルの『パンセ』に、

幸福になる準備ばかりしているので、現に幸福になることはできなくなる。

ということばがあるそう。
死ぬまでその準備に明け暮れてしまう。

また、クリスチャンではあるが、今日紹介いただいた星野富弘氏の

いのちが 一番大切だと
思っていたころ
生きるのが 苦しかった

いのちより大切なものが
あると知った日
生きているのが 嬉しかった

 

今を満足して生きる。
考えてみると、なかなかそれも出来ていない。

不平不満。愚痴ばかり。

それに気づかせていただくご縁であった。
今日出遇えたご縁に感謝。

2012年6月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 読み聞かせ (5)

6月25日(月)

雨も上がり、朝から広南小学校の読み聞かせ。

読み聞かせも今日で5回目。
今日は長男のいる3年生のクラス。

以前、読み聞かせをする前に、「よく知ってる話と、全然知らない話。どっちを聞く方が良い?」と聞くと、「知らない話。どんな登場人物が出てくるか。次はどんな話になるのか、ワクワクするから。」と。

そんな話も聞いていたので、長男の目の届かないところに絵本を数冊ストックしている。

 

今日は、そのなかの一冊。

『ほんとうのことをいってもいいの?』

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みんな初めての本。
話が少し長いので、少々早口に。

 

少女リビーは、ママに嘘を言って怒られ、「これからは、ほんとうのことだけをいおう!」と誓った。

思ったままに本当のことを言ってると、友だちを傷つけ、みんな離れていった。

そのことをママに相談すると、

「ときどき、ほんとうのことを、いわなくてもいいときにいってしまうことがあるのよ。いいかたがわるかったり、いじわるでいってしまったりね。そうしたら人をきずつけてしまうの。でも、おもいやりをもってほんとうのことをいうのは、ただしいことなのよ。」

ことばは、相手に応じ、相手のこころに届くように伝えないと、時には傷つけてしまうことも。

お釈迦さまの説き方は、「対機説法」「応病与薬」。
相手に応じて、法を説かれた。

 

【人】(自分)と【人】(相手)との間をつなぐのは、思いやりのこころ。
そのこころがつながったとき、はじめて【人】は【人間】となれる。

思いやるこころを大切に。

2012年6月25日 | カテゴリー : 絵本, 長浜 | 投稿者 : sentoku

呉東組若婦人連続仏教研修会 1回目

6月21日(木)

今日は広の教法寺にて、呉東組若婦人連続仏教研修会。

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台風5号の影響が心配されたが、小雨程度で一安心。

 

この研修会は、6月・10月・2月の年3回受講すると修了。
我聞会会員がそれぞれの講師を担当する。

第1回目は、午前中法話。昼食をはさんで午後から仏教讃歌、合掌・礼拝・焼香などの作法について指導。

 

呉東組20単位の仏教婦人会にご縁のある若い方を中心とした研修会。

教法寺の坊守さんは、何とこの研修会の第1期生なのだそう。

今日は教法寺の仏教婦人会のみなさんが、豚汁を作ってくださって、この研修会をサポート。

自分のいただいたご縁を次の世代に。

2012年6月21日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

専徳寺門信徒会世話係総会

6月18日(月)

午前10時より、門信徒会世話係の総会。

総代・各地区の世話係のみなさんが年に一度集まっての総会を開催。

 

総会に先立ち式典。

おつとめをした後、昨年度お亡くなりになった方々を追悼し、退任される方へ感謝状、そして新任される方へ委嘱状が手渡される。

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その式典に引き続き、総会。
昨年度の行事報告・会計報告、今年度の行事予定・予算が審議される。

総会はほどなく終わったが、郵便ポストに『本願寺新報』が届いていた。

“読書の広場”コーナーを見ると、総代長さんの投稿された初参式の紹介が掲載。

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以前、法事でお参りした際、遠方にお住まいの方から、「専徳寺のことが本願寺新報に時々掲載されているけれど、あれはどなたが投稿されているのですか?」と、問われたことがある。

「私(住職)や総代長さんが投稿したことがあります」と答えたら、「どんどん載せてください。遠くにいると懐かしく思いますから」と言われたことがある。

 

こればっかりは載せていただけるかどうかは分からないが、こうして広く外にアピールすることで、いろんなご縁がそこから生まれてくる。

 

これまでお世話いただいた総代・世話係の方々には、本当にお世話になりました。
また、新たに就任された方々には、よろしくお願いします。

 

2012年6月18日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 読み聞かせ (4)

6月18日(月)

朝から広南小学校、読み聞かせに。

今日の担当は6年生。

6年生ともなると、いろんなことを学ぶ時期。
そんなこともあり、今日は短い2冊の本を紹介。

1冊目は、新美南吉作『でんでんむしのかなしみ』

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自分の殻のなかに、かなしみがいっぱい詰まっていると思った“でんでんむし”。

ともだちにその悩みを相談すると、誰も彼もかなしみを持っていることを知っていく。

この話を読んだとき、仏教説話「キサーゴータミー」の話がふと浮かんだ。

 

そして、2冊目が、

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山本真理子作『ほたる』

先週、学校に持って行って見てもらったホタルの話。

これは実話に基づいた鹿児島県知覧から飛び立った特攻隊少年兵と食堂のおばさんとの話。

この本の存在を知って調べたが、どこも現在扱っておらず、探しているうちに行き着いたのが、大分県の「筑前町立大刀洗平和記念館」のホームページ。

ここの売店グッズ販売で、この本を扱っていることを知り、取り寄せる。

このホームページに行き着いて、大刀洗が戦前東洋一の陸軍飛行場と謳われた地だということも初めて知った。

そして、この本の絵を描いた佐伯和子さんは呉市出身だということも。

 

自分の体験したことのないことも、こうしていろんなかたちで聞かせていただく。

そんななかから、いろんなことを学ばしてもらう。
みんなにもそんなことを学んで欲しい。

2012年6月18日 | カテゴリー : 絵本, 長浜 | 投稿者 : sentoku

父の日

6月17日(日)

今日は父の日。

母娘2人でお父さんのご縁にお参りに来られた。
年回法要でも命日でもないが、今日お参りになられたのは、父の日だから。

その亡くなられたお父さんの70歳の誕生日のできごと。
依頼を受けた当日、報恩講にお参りすると、終わった後に一緒に写真を撮らせて欲しいと言われた。

話を伺っていると、何とその日が自分の70歳の誕生日で、運転免許証も返納し、これからは毎年自分の誕生日に報恩講のご縁に遇いたいと伝えられ、それから数年ご縁をいただいた。

そんなお父さんへの父の日のお礼参り。

お父さんに導かれ、手を合わせ、そして感謝の気持ち。
お父さんの願いが届いている。

 

我が家では子どもたち2人から切り絵と絵のプレゼント。

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毎日感謝し、感謝されることも良いのかも知れないが、1年に一度だからこそ感じることもあるのかな。

2012年6月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

庫裏の屋根 補修

6月17日(日)

雨もやみ、晴れ間も出てきた。

昨日崩れた庫裏の屋根。

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改めて確認すると、降り棟だけがきれいに滑り落ちている。

ただ、滑り落ちた瓦の落ちたところが損傷。

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朝、総代さん方が集まって、至急瓦業者へ依頼。

見てもらうと、降り棟の下の瓦は割れていないので雨漏りの心配はないとのこと。

ただ、割れている瓦がある部分は、入れ替えていただく。

 

不幸中の幸いか、まだ落ちたのが庭側であったから良かったが、反対側だと道路に落ちて大変なことに。

事故なくすんでホッと一息。

 

ただ、屋根に関しては本堂の雨樋も以前より問題に。

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銅製の雨樋にどんどん穴が開いてきて、雨が降る度に大きな音を立てる。

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酸性雨などの問題で、銅が溶けてしまう。
一部は銅製の樋にコーティングがなされたものに替えられたが、他の部分もいよいよ替え時か。

2012年6月17日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku

庫裏の屋根が崩落

6月16日(土)

いよいよ梅雨本番。

今日も一日雨が降り、夜7時少し前、大きな音が響く。

雨の影響からか、庫裏の屋根が崩れ落ちた。

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薄暗くなってきた頃の出来事のため、どこが崩れたのか分からず、いろんな角度から見てみることに。

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最初は、仏間の上の屋根かと思ったが、外から屋根を見てみると、

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何と、2階の降り棟(くだりむね)と呼ばれる屋根が完全に崩落。

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すぐに総代長さんに連絡をするが、土曜日の夜では何とも手が付けられない。

明後日開かれる門信徒世話係総会の準備のため、明朝総代さん方が集まるので、そこで相談することに。

台風も近づき、雨も降り続く予報のため、何とか応急処置をしたいところだが、この屋根は瓦職人の方も怖がるほどの急勾配。

今のところ、雨漏りの気配はなさそうだが、ただただ、これから強い雨が降らないことを願うばかり。

 

2012年6月16日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会法座 3日目

6月14日(木)

今日の朝席で仏教婦人会法座も御満座。

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今日聞かせていただいた、金子みすゞさんの「海とかもめ」

 海とかもめ

海は青いとおもってた、
かもめは白いと思ってた。

だのに、今見る、この海も、
かもめのはねも、ねずみ色。

みな知ってるとおもってた、
だけどもそれは うそでした。

空は青いと知ってます、
雪は白いと知ってます。

みんな見てます、知ってます、
けれどもそれも うそかしら。

正信偈の「邪見憍慢悪衆生」を物語った人間の姿。

思い込み、耳を貸さないようなものは、「信楽受持甚以難」。本願のお念仏をいただくのはとても難しい。

 

聞かせていただいたことを、素直に頷けることは有り難い。

 

ようこそのお参りでした。 

2012年6月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku