5月21日(月)
今日は親鸞聖人の誕生日『降誕会(ごうたんえ)』。
旧暦の4月1日に当たるこの日。
朝から日食が見られると、昨日の運動会の代休にもかかわらず、長男は6時からさっさと起きて空とテレビのにらめっこ。
ただ、朝から曇り空。
一番欠ける7時30分近くになって、ようやくつぶ山の上、雲のなかから太陽が姿を現す。
呉市での最大食分は0.922。
金環日食とまではいかないが、ほぼ隠れた状態に。
光の色がすーっと変わり、冷やっとした風が吹いてくる。
2009年の夏に見た日食用のグラスで天体ショーを楽しむ。
その後は、徐々に雲がなくなって、きれいに見えた。
1183年、源平合戦の最中に金環日食が起こり、源氏は日食を知らずに混乱して敗走。平家はあらかじめ日食が起こることを知っていて、勢力を盛り返し、源氏に勝ったのだそう。(水島の合戦)
そして、その10年前の1173年。
親鸞聖人が誕生された年。
その年にも、何と関東地方で金環日食が。
貴族社会から武家社会へと移りゆく混乱した12世紀は、金環日食が日本各地で何度も見られたそう。
《参考》日食ナビ
当時は今のように情報のない時代。
そんななか、『方丈記』にも登場する安元の大火(1177),治承の辻風(竜巻)(1180),養和の大飢饉(1181),元暦の大地震(1185)などなど、相次ぐ天変地異。
そこに源平合戦も加わって、人々は混乱したことだろう。
それを思うと、情報のある今を生きている私たちは、何とも幸せなこと。
でも、その情報が時として混乱させる。
今日は、親鸞聖人の誕生日。
呉東組親鸞聖人鑽仰会により、この地域の各家庭に、新聞の折り込み広告と一緒にこの合掌チラシが配られた。