春季彼岸会 1日目

3月26日(月)

暑さ寒さも彼岸まで

とはいうものの、今年はまだまだ寒い。

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いつもなら彼岸会の頃には咲いている白木蓮もまだつぼみ。

 

今夜から春季彼岸会。

御講師は、島根県大田市 正蔵坊 菅原龍憲師。

 

昨年10月に住職継職法要が行われ、住職を譲られてのご縁。

前に生れんものは後を導き、後に生れんものは前を訪へ、連続無窮にして、願はくは休止せざらしめんと欲す。無辺の生死海を尽さんがためのゆゑなり。
               ―道綽禅師『安楽集』―

今日は、「倒木更新」の話を聞かせていただいた。

倒木更新

エドマツやトドマツなど針葉樹林で多く見られるそうで、これらの樹木の新芽は、笹などの下草などによって太陽が遮られたり、暗色雪腐病菌に侵されて死滅してしまい、うまく育たないことが多い。それで、倒れた古木の上に新芽を出すことによって、太陽を浴び、倒木が栄養分となり、また倒木に生えたコケが湿度を保つなど、親の木を通していのちが脈々とつながっていく話。

 

いのちのバトンが受け継がれていくご縁。

春季彼岸会は明後日の朝席まで。
お誘いあわせてお参りを。

2012年3月26日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku