呉東組法中会

2月29日(水)

今日は午後4時より長浜小学校へPTA会長代理として学校評価委員会へ出席。

終わったら焼山でお通夜。
昨夜雪が降ったようで、道のほとりにはところどころまだ雪が残っていた。

お通夜から帰り、阿賀の称名寺にて法中会。

 

東日本大震災一周忌を3月11日に迎える。
今日の法中会で、組の取り組みとして、3月11日は組内全ヶ寺が午後2時46分から梵鐘を撞くことに決まった。

専徳寺では、ただ撞くというだけでなく、参加して撞いていただこう。
仏教壮年会の例会や日曜学校の修了式等で呼びかけて。

Page001 ただ聞こえてくる鐘の音を聞くだけでなく、自分の手で撞いてその鐘の音を聞く。
きっと、そこからいろんなご縁が生まれてくる。

我聞会 2月例会

2月27日(月)

2月は組内行事が少なく、法座もないため、1年のなかで一番楽な時期にあたるが、法務は別。

昨日は6件の法事とお通夜で一日読経。
さすがに今日は喉が腫れている。
それでも、今日も普通に声は出ているので、そのことに感謝。

 

今夜は住蓮寺にて我聞会。

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『蓮如上人御一代記聞書』の(117)(118)を輪読。

(117)は、蓮如上人が能や狂言のしぐさを見せたりしながら、聞くものに退屈させずに法話をされる話。
蓮如上人のいろんな伝道の仕方を改めて知らされる。

 

『聞書』は本と末の2巻に分かれているが、その本巻がこれで終わった。

この『聞書』を読み始めたのがいつか?という話が出て、本の発行年が1999年なのでそれ以降だろうとの話になったが、定かでない。それでも10年ほどかかってようやく読み終わる。

継続は力なり

内容に関しては覚えていないことの方が多いかも知れないが、続けていることでいろんなことを学んでる。

 

法話では、「知ってるつもり」。

さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし

私たちは縁に触れればどうなるか分からないという話から、「4つの殺」の話を聞かせていただく。

  自殺  (じせつ)
  他殺  (たせつ)
  呪殺  (じゅせつ)
  方便殺 (ほうべんせつ)

それに「歓喜殺(かんぎせつ)」というのを加えて、「五殺」というそうだ。

これは戒律の経典『梵網経』に由来するそうで、「自殺」とは、自分のいのちを自ら断つことだけではなく、不摂生によって自分の命を無駄にするような生き方も「自殺」。
「他殺」とは、他の命を奪うことであるが、私たちは知らず知らず虫を踏み殺していたりすることもある。
「呪殺」とは、「あの人さえいなければ・・・」と、こころに思うこともある意味「呪殺」。
「方便殺」とは、手だてとして間接的に命を奪っていることもある。薬を飲むことも、その開発にはネズミなど無数の命がそこで失われていることも。
「歓喜殺」とは、殺されたことによろこびを感じていることを表している。

 

仏教では、不殺生戒を説くが、こんなことを聞いていると、すべてどこかでしてしまっているような気も。

自分だけは大丈夫と思っているような私が、ただの「つもり」になっていたことに気づかされるのが法事の場という話を聞かせていただいた。

 

2012年2月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

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2月24日(金)

新たなはじまり。

御遠忌法要も一段落し、こちらも新しい第一歩を踏み出そうと、先日Facebookに専徳寺を登録。

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このブログの更新状況もそちらで確認できるように。

アドレスは、http://www.facebook.com/wwwsentokunet

 

それから、もうすぐ3月11日。あの東日本大震災より丸一年。

全日本仏教会が「東日本大震災一周忌法要」及び「地震発生時刻の鐘撞き」を全国の寺院に呼びかけている。

http://www.jbf.ne.jp/2012/02/post_216.html

専徳寺でも鐘撞きはするつもりでいたが、この呼びかけにこたえ、地震発生時刻の午後2時46分に撞くことにする。

ただ撞くのではなく、もし撞きたいと希望される方がおられたら、撞いていただこうとも思う。

うぐいす

2月20日(月)

今日も境内の手水鉢に氷が張るほど冷たい。

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それでも、太陽の光は春めいてきた。

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今日、法務のため訪れた小坪では、裏山から別名“春告げ鳥”、うぐいすの声が聞こえてきた。

法を聞けよ

まだまだ寒さは厳しそうだが、着実に春はそこまで。

2012年2月20日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

たぬき

2月18日(土)

今日も寒い一日。

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午後には雪もちらつく。

この冬、日本海側では記録的な大雪。
それにもかかわらず、このあたりは積雪することもなく。
本当にありがたいことである。

 

昨日、久しぶりにタヌキを見かけた。
お通夜の帰り、寺に上がる坂の手前で、車の前を小走りに逃げ去る茶色い動物。
最初はネコだと思ったが、丸々とふっくらしているその後ろをゆっくり車でついて行くと、ヘッドライトに照らされた後ろ姿は、小柄なタヌキ。

「たぬき」は、冬の季語だそう。
そして、たぬき汁も。

何と、こんにゃくをたぬき肉の代わりに入れた「たぬき汁」という精進料理があるのだそう。

別に食べてみたいとも思わないが、そこまでして食べようとする人間の貪欲な姿がよく現れている。

 

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長浜小学校の掲示板にある「長浜たんけん地図」。

長浜にはいろんな植物や動物が見られる。

それらから季節の訪れを感じたり。

今年の春の訪れを一番に感じさせてくれるのは何だろう。

2012年2月18日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

いのちのつながり ~カキじいさん~

2月13日(月)

一昨日注文した絵本が届いた。

『カキじいさんとしげぼう』

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それから、『山に木を植えました』の2冊。

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どちらも“フォレストヒーロー”畠山重篤氏。

『カキじいさんとしげぼう』は、自伝的物語
『山に木を植えました』は、物語よりも絵を中心に。

 

『山に木を植えました』の表紙に何か見覚えがあると思ったら、以前長男が学校の図書館で借りてきた本。実は一番のお気に入りなのだそう。

 

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2012年2月13日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 役員会

2月11日(土)

今夜は仏教壮年会の役員会。

4月に開かれる平成24年度総会に向けての準備。
特に大きな事案もなく、来月の役員会で再確認。

 

昨日のニュースで、国連森林フォーラム事務局が実施している「フォレストヒーローズ(森の英雄)」に、牡蠣養殖業の畠山重篤氏が選ばれ、表彰されたと。

東日本大震災の後、ニュース等でお見かけして、その活動は知っていたが、このたびのニュースを見て、氏が理事長を務めるNPO法人「森は海の恋人」の活動を知ることに。

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良い牡蠣を育てるためには、海が豊かでないといけない。
海が豊かであるためには、川が豊かでなければならない。
川が豊かであるためには、山、そして人間の生活が・・・。

みんなみんな、つながっている。

まさに「縁起」。 

 

明日2月の第2日曜日は、「ダーナの日」。

昭和40(1965)年5月、ニューヨークで開かれた第2回世界仏教婦人会大会で、「よろこんでほどこしをしましょう」と、浄土真宗本願寺派世界仏
教婦人会連盟が、毎年2月の第2日曜日をダーナの日と定め、全国の仏教婦人会が足並みをそろえ、ほどこし(募金活動)をすることとなった。

専徳寺仏教婦人会も毎年ダーナ募金を集めさせていただき、呉東組仏教婦人会連盟を通じて、毎年いろいろなところへ贈られている。

 

明日がその「ダーナの日」ということもあるのだが、東日本大震災が起こった3.11まであと1ヶ月。
何か少しでもお役に立てればと、入会。

 

これもまたご縁である。

 

2012年2月11日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

長浜小学校 創立記念日

2月10日(金)

今日は呉市立長浜小学校としては最後の創立記念日。

139周年目の創立記念日だそう。

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各学年の代表者が、長浜小学校の思い出を、卒業生である親や地域の方に聞いて、それぞれに発表。

そして、校長先生が、校章や校歌の話を写真を見せながら紹介。

昔の長浜小学校を中心とした長浜の姿がいろいろと映し出された。

 

 

そのなか、路面電車の終点(入江神社前)で牛が何か荷物を曳いている写真として紹介された。

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今日紹介された写真とは、どうも違うようだが、同じような写真が専徳寺にも残る。

昭和28(1953)年4月26日、戦時中に供出されたため無くなっていた専徳寺の梵鐘を新しく迎えた時の様子。

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広駅に到着した梵鐘は、牛に曳かれ、お稚児さんの大行列を従えて長浜へ。

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長浜小学校・中学校をまわって専徳寺まで大行列。

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長浜小学校も中学校も、もちろん当時は木造校舎。

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現在、長浜小学校全校児童51名。
一番多いときは、昭和16年の990名だったそう。

時代の流れを感じるが、海の穏やかさは当時のまま。

 

受け継がれてきた長浜をこれからも大切に。 

2012年2月10日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 2月例会

2月8日(水)

今夜は仏教壮年会の2月例会。

一日大変厳しい冷え込み。お内陣からの冷気がこたえる。

 

今日のテーマは、『魔』。

昨年も節分に因んで鬼の話をしたが、今年は「魔」。

「病魔」・「睡魔」、「魔が差した」など、いろんなところで聞くこの「魔」。

豆まきをして「魔を滅す」ともいわれるが、この魔は私たちのこころ。

さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし。(『歎異抄』13条)

そのこころに気づかせていただくのが大切なこと。

 

鈴木大拙氏が『妙好人』で紹介された石川県珠洲市の栃平ふじさんの、

私は鬼の子である おやである
 慚愧歓喜のお念仏 南無阿弥陀仏

私は仏の子である おやである
 清き歓喜のお念仏 南無阿弥陀仏

のことばを味わう。

寒いなか、ようこそお参りくださいました。

2012年2月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会新年会

2月7日(火)

午前11時より仏教婦人会の新年会。

例年どおり、おつとめに続いて住職が法話。

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如月忌(きさらぎき)

今日は「如月忌」といって、九条武子夫人の御命日(昭和3年(1928)2月7日・42歳)。

九条武子夫人は、義姉 大谷籌子お裏方(本願寺第22世 大谷光瑞ご門主夫人)とともに、仏教婦人会を創設。
関東大震災で被災されたにもかかわらず、復興事業を身を粉にして尽力された。

興味深いエピソードを知り、その話を交えながら、偲ばせていただく。

  朝日新聞ホームページより

当時のことを考えると、大変なご苦労もあったことだろう。

それでも、臨終に際して、義兄 木辺孝慈氏(錦織寺第20世)の法話、

最早この世の人としてはお別れせねばなりませんが、どうぞお慈悲にすがって、お浄土におまいりなされますように。次に起こすは、還相回向のはたらき。どうか再び娑婆世界に還って、弥陀大悲のおいわれをお伝へなされるやう。

御開山聖人はご和讃に、

 安楽浄土にいたるひと 五濁悪世にかへりては
 釈迦牟尼仏のごとくにて 利益衆生はきはもなし

と仰せられておりますから、あなたもどうぞ、お釈迦さまの通りになって還っていらっしゃい。お待ち申しております。

のことばに、

また来ます。

とただ一言答えられたのだそう。

 

法話のあと、集会所にて会食。

寒いなか、ようこそのお参りでした。

2012年2月7日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku