御正忌報恩講 2日目

1月15日(日)

今日はおたんや(大逮夜)。
明日16日が親鸞聖人750回目の御命日。その前夜のことを逮夜という。

日曜日ということもあり、朝席が終わると3件法事を勤めて、昼席。

そして、夜は法話に中休みを取り、親鸞聖人は小豆が好物であったと伝えられるため、おぜんざいが婦人会の方々のご協力で振る舞われる。

そして、『御伝鈔』を拝読し、再び法話。

一日中、声を出しているので、さすがに喉が腫れる。
それでも、こうしてご縁に遇わせていただいていることに感謝。

 

今日も、昨日に引き続き『阿弥陀経』のこころ。

今日、紹介した本は『一茶 おらが春』より。
現代語訳で冒頭と終わりの部分を読ませていただく。

20120115

『おらが春』の冒頭には、『おらが春』の題名の由来にもなった

・・・ことしの春もあなた任せになんむかへける。
 目出度さも ちう位なり おらが春   一茶

そして、最後の締めくくりは

 ともかくも あなた任せの としの暮  一茶

「あなた任せ」の「あなた」とは、阿弥陀如来のこと。

この俳人小林一茶のことばを通して、あなた任せにすることの難しさを味わった。

「別に難しいことは仏の道にはないですよ。自力の他力の何のかんのとゴミクズみたいな説教くさい話を、さらりと日本海へ流してしまえば良いのです。
死んでからのことは、なにもかも阿弥陀さまにまかせ、地獄でも極楽でもどこでもあなたのよいようにしてくださいとだけ頼んでおけばよいのです」

明日の朝席で御満座。
そのあと、インターネット中継で本願寺の御満座にあわせていただくことに。

続けて、お参りを。

2012年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku