11月20日(日)
昨日までの雨もやんで、青空の下、落語会を迎える。

初めての落語会を少しでも盛り上げようと、掲示板にミニのぼりを並べる。

今どき、こんなミニのぼりの製作キットが売られている。
もちろん、デザインは自分でしなくてはいけないが、結構きれいな出来映えに。
お昼過ぎに到着予定の笑福亭仁智さんから電話で、昨日の雨の影響で呉駅から新広駅方面の列車の本数が減らされ、次の列車に乗るとの連絡。
こんなに良いお天気でも、こればかりは分からない。
予定より30分ほど遅れて、新広駅に到着。
専徳寺に到着されると、会場となる本堂の点検に。
12時半頃には仏教壮年会の会員のみなさんも集まって、座布団を敷いて会場作り。
だんだんと会場に人が入り、用意された椅子席は埋まり、120名ほどがこのご縁に。

午後2時から重誓偈のおつとめの後、住職があいさつ。
そして、お囃子の音楽が鳴り、いよいよ落語。
このたびは、笑福亭仁智さんのお弟子さん、笑福亭智六さんが『動物園』の落語を。
そして、笑福亭仁智さんが川柳の創作落語を披露。
中休みをはさみ、今度は笑福亭智六さんが手拍子にあわせて南京玉すだれ。

アさて アさて さては南京玉すだれ
チョイと伸ばせば 阿弥陀如来か釈迦牟尼か
後光が見えれば おなぐさみ
阿弥陀如来が お目にとまれば
元へと返す 元へと返す
そしてメインは、笑福亭仁智さんの創作落語『親鸞聖人』。

親鸞聖人の生涯を、笑いを交えながら、楽しく聞かせていただいた。
本堂で、小学生からおじいちゃん、おばあちゃんまで、いろんな世代の方が集まり、このご縁をいただいた。
挨拶のなかでも触れたが、この落語会が正式に仏教壮年会の行事として決まったのが、3月11日夜の役員会。
まだまだ、あれだけの被害が出ていると知らず、夜津波到達予想が呉にも出ていたので、緊張感のあるなかで決まったご縁。
そのあと「願」のバッジを作り、「ともにがんばろう」のメッセージを添えた。
ただ、頑張るには元気がないと頑張れない。
元気を出すには、笑うこと。
今日は大きな笑い声が本堂に起こった。
落語も終わり、笑福亭仁智さんに一筆いただいた。
月よりも 花よりも なお美しい 人の笑い顔
たくさんの笑い顔でみなさん帰路へ。
このご縁を大切に。