11月27日(日)
今日は長浜小学校の学習発表会。
長浜小学校としての最後の学習発表会。
一つ一つが最後・最後。
大切な時間を感じる。

ただ、法務の予定があり、見ることの出来たのは、長男の出演した1,2年生の「ブレーメンの音楽隊」と、

妻の出演したPTAのコーラス。

残念ながら、ここまでしか見ることは出来なかったが、お天気にも恵まれ、父兄をはじめ、地域の方もたくさんご来場。
はじめの校長先生の挨拶のなかで、今回の発表会のテーマを発表。
「こころをひとつに」
現在おこなわれているバレーのワールドカップ。
その選手達のユニホームに、「こころはひとつ」の文字。
そして「こころをひとつに」という思いで戦う選手の姿を見て、そこから今回のテーマをいただいたそう。
こころはひとつ。
ひとりひとりがバラバラだと、1+1=2とならず、むしろマイナスになってしまうこともある。
でも、こころをひとつにみんなが望むと、1+1が2以上の大きな力になることも。
この言葉は、東日本大震災以来、特にスポーツの世界で使われているように感じる。
どんなに離れていても心は一つ。一人じゃない。みんながいる!みんなで乗り切ろう!You’ll never walk alone
震災直後の3月15日。
イタリアのインテル所属の長友佑都選手が、試合後にこのメッセージを書いた日の丸を大きく掲げた。
長浜小学校の名前は無くなっても、広南小学校として新たな出発が待っている。
こころをひとつに。
今、専徳寺の境内では、イチョウの葉が散り始めた。
このイチョウの大木。
話によると、今よりももっと背の高いイチョウの木だったのだそう。
ちょうど一週間前の落語会が終わった後から散り始めた。
イチョウ。
漢字で書くと、「公孫樹」。
公とはおじいさんを意味するのだそう。
おじいさんがイチョウの種を植えても、その実を食べるのは孫の代。
長い時間をかけて、実がつくようになる。
そう思うと、何とも時間がゆったりと流れていること。
この木は、この長浜の出来事を一番よく知っているかも知れない。
長浜小学校のはじまりも、今日の長浜小学校最後の学習発表会のことも。
ちなみに専徳寺のイチョウは雄。
待てど暮らせど、ギンナンは降ってこない。