8月20日(土)
曇り空でセミの声が聞こえてこない静かな朝。
朝席で盂蘭盆会、御満座。
人生は苦である。
だからといって、何も悲観的に生きることはない。
生死の苦海ほとりなし
ひさしくしづめるわれらをば
弥陀弘誓のふねのみぞ
のせてかならずわたしける
(『高僧和讃』龍樹讃)
苦海のなかに沈む私を、必ず救ってくださる方がいる。
願いをかけ続けてくださる方がいる。
それに気づかされた時、人のこころは少し変わるのではないだろうか。
今席の最後に紹介された「僕を支えた母の言葉」。
これは野口嘉則氏が知人の話に少しストーリーを加えて編集したもので、著書『心眼力 ~柔らかく燃えて生きる30の知恵~』の発売を記念して製作されたものがYouTubeで話題となり、今では単行本にもなっているそう。
ようこそのお参りでした。