8月15日(月)
今日は終戦記念日。
毎年この終戦記念日には、夜7時30分より入江神社境内の忠魂碑の前に御本尊を荘厳して、お隣の住蓮寺さんと追悼法要をおつとめする。
長浜・津久茂の日露戦争以来の戦没者追悼法要。
神社の境内で正信偈をみなさんとおつとめ。
追悼法要が終わると、盆踊り。
盆踊りは明日までの2日間。
祭に追悼法要に盆踊り。
これが長浜のお盆である。
戦争といえば、平成18年(2006)6月、呉東組団体参拝で鹿児島のかくれ念仏を訪ねに行った時、最後に知覧特攻平和会館を訪れたことを思い出す。
そこで案内してくださった方が、一通の手紙を紹介。
石川県七尾 石倉三郎さんの母から息子への手紙。
ばくだんをかかえてゆくときは、かならずわすれまいぞ。
南無阿弥陀仏をとなえておくれ。これが母のたのみである。
これをわすれないでいてくれたら母はこの世に心配ごとはない。
わすれないでとなえておくれ。
こんど合うときはアミダさまの所で合うではないか。
これがなによりの母のたのしみである。
わすれてはならないぞ。
てきかんめがけて飛んでいく時は、後生の一大事を心にかけて、「南無阿弥陀仏」とお念仏をもうしていけよ。
特攻機でお国のためにと尊いいのちを投げ出す決意の息子に対し、「無事、帰って来いよ」と口にすることの出来ない時代。
これが親として、精一杯のことばだったに違いない。
でも、この親子には「南無阿弥陀仏」があった。
今日は政府主催の全国戦没者追悼式があり、
戦争の犠牲となった約310万人の冥福を祈るとともに、東日本大震災からの復興を願った。
と新聞に紹介されている。
66回目の終戦記念日を迎えても、いまだに冥福を祈る・・・。
66回目の終戦記念日にふと思う。