7月28日(木)
黄陽が昨日みごとに散った。
そして、今日大賀ハスの花が開いた。
今から2000年以上昔のハスの実から発芽・開花したため、古代ハスとも呼ばれる。
大賀一郎博士にちなんで「大賀ハス」と名づけられた。
戦時中、東京都が燃料不足を補うため、千葉県花見川下流の湿地帯に豊富な草炭が埋蔵されていることに目をつけた。
戦後も継続して採掘が行われているうちに、たまたま丸木舟とハスの花托を発見。
それを知ったハスの権威 大賀一郎博士が、地元の小中学生や一般市民などのボランティアの協力を得て発掘調査を行った。
その結果、3粒のハスの実を発掘したが、2粒が栽培に失敗。残りの1粒が昭和27(1952)年7月18日にピンク色の大輪の花を咲かせた。
そのニュースは、「世界最古の花、生命の復活」と、アメリカの『LIFE』誌にも紹介されたとか。
このハスの再生は、もともと燃料不足を補うところから始まった。
今、日本は『脱原発』ということばを毎日のように聞く。
ただ、それを補うためのエネルギーを模索しなければ。
そのエネルギーの模索から新しい発見があるかも。
何がきっかけ、何がご縁となるか分からない。
明日の朝には大きな花を咲かせるでしょう。